[メイン] GM : 木下賢太郎の知り合いである探索者の2人に、賢太郎から連絡が入ります。

[メイン] 篠田 はじめ :  

[メイン] 篠田 はじめ : 今日は何てことない、至って普通の休日。
特にこれといったタスクも無く、家でゴロゴロしていると─────。

[メイン] 篠田 はじめ : 「……ん?」

[メイン] 篠田 はじめ : スマホに着信。賢太郎からだ。

[メイン] 篠田 はじめ : 「zoomで話がしたい?何の用だろう?」

[メイン] 篠田 はじめ : 先程まで、録画で溜めていたアニメを消化していたはじめは
暇ですることも無いため、了承の旨を伝え
パソコンに電源を入れ、テレビ通話ソフトを立ち上げた。

[メイン] 篠田 はじめ : 「うぃっす~!入ったよ賢太郎!」
画面越しにはにかみながら、元気よく挨拶する。
部屋はごちゃっとしているため、映らないように
ファンタジー世界のバーチャル背景にしながら。

[メイン] 篠田 はじめ : はじめの視線の先に映る画面には、2人の男女がいた。
賢太郎と、そしてりーさんだ。

[メイン] 若狭 悠里 : 「ん、えっと
 こう……でいい、のかしらね……?もしもし!」

[メイン] 若狭 悠里 : ぷつん。ぱちっ。ぷつん。

[メイン] 篠田 はじめ : 年齢はばらっばらだし、特に共通の趣味があるわけでもないけど
不思議な縁があって知り合いになった仲だ。

[メイン] 篠田 はじめ : こうして、顔を合わせたテレビ通話をするくらいの、ね。

[メイン] 若狭 悠里 : 最もその画面に映りこむ悠里の姿は、消えたり付いたり。

[メイン] 篠田 はじめ : 「おっけおっけ!バッチリだよりーさん!
 よく映ってる!」
人差し指を親指をくっつけ、丸マークを作る。

[メイン] 篠田 はじめ : 「……って、あ、あれれぇ……!?」

[メイン] 篠田 はじめ : 「そっちの通信環境、今日はちょっと悪そうみたい……!?
 大丈夫……!?」

[メイン] 若狭 悠里 : 「そ、そう?よかったわ!
 私こういうモノ使った物ないから、上手くやれてるか心配だったの~!」
上機嫌そうに言うが、画面には映らず。

[メイン] 若狭 悠里 : それもそのはず。
画面は消えたまま。
若狭悠里は、機械音痴だった。

[メイン] 篠田 はじめ : 「今りーさんの顔、映ってないよ!?」

[メイン] 篠田 はじめ : ガビーン。という効果音の鳴りそうな表情で。

[メイン] 若狭 悠里 : 「あ、あれあれ……?
 ……よ、よいしょっと、うん……あ、これね!」

[メイン] 篠田 はじめ : はじめは社会人、そしてりーさんと呼んでいる少女は高校生。
年齢的には、はじめの方が年上なわけだが、何故だかさん付けしている。

[メイン] 篠田 はじめ : 本人曰く、その方が、それっぽい、というざっくりとした理由だ。

[メイン] 若狭 悠里 : ようやくぱちん、と。
片手にペンを持った高校生の少女が画面に映る。

[メイン] 若狭 悠里 : 「よかったわ~、はじめちゃんが言ってくれなかったら私
 おめかししたのに誰も見てくれない所だったわ!」

[メイン] 若狭 悠里 : 両手を合わせながら、軽く笑いつつ。

[メイン] 篠田 はじめ : 「ホッ……おっけおっけ!今度はちゃんと映って……え?おめかし?
 ……あー」

[メイン] 篠田 はじめ : 一応こういうアプリって、肌を自動的に綺麗に補正してくれる機能があるから
私はおめかしだとか、化粧だとかは特にしてない、すっぴん状態で……。

[メイン] 篠田 はじめ : なんだかこういうところに、私とりーさんとの間に
女子力の差が感じられて、りーさんに感心を覚えるはじめだった。

[メイン] 若狭 悠里 : 「ええ、だって……はじめちゃんならともかく
 この場にはもう一人いるもの、ちょっと整えたくって」

[メイン] 篠田 はじめ : 「えー?でも賢太郎は別に、見知らない人ってわけでもないしぃ……
 ……な!賢太郎もそう思うっしょ!」

[メイン] 若狭 悠里 : ちらり、と目線が動く。
モニター上のはじめから、賢太郎へと。

[メイン] 木下賢太郎 : 2人の様子を見て、コホンと一つ咳払いし

[メイン] 木下賢太郎 : 「そうだね」とだけ

[メイン] 篠田 はじめ : ぶはは!といつもの様子の賢太郎に笑いながら。

[メイン] 篠田 はじめ : 「ま、賢太郎は奥さん以外には、ほんと無関心だからね~」

[メイン] 篠田 はじめ : そういう愚直なところが、らしいっちゃらしいけどね!

[メイン] 若狭 悠里 : ふふ、と変わらずの口調に笑みを零す。

[メイン] 篠田 はじめ : 「あ!それでそれで、今日はどしたん?」

[メイン] 篠田 はじめ : 「賢太郎から連絡だなんて、珍しいじゃん?」

[メイン] 若狭 悠里 : 「そうね!
 てっきり奥さんとの思いで話でも話すのかしら?とでも思っちゃったわ」

[メイン] 若狭 悠里 : その笑いの勢いのまま、ちょっとばかり茶化すように。

[メイン] 篠田 はじめ : 適当に用意した、コップに入ったレモンジュースを
ストローでちゅぅ~、と吸いながら、頬杖を着く。

[メイン] 木下賢太郎 : 「あーそうそう。その妻…夏子がさ、うちでパーティーを開きたがっててさ」
「君たちなら夏子とも年齢が近いからちょうどいいかなって思って連絡したんだよ」

[メイン] 篠田 はじめ : 「ん?パーティー?へ~!いいね!」

[メイン] 篠田 はじめ : 「誕生日とかだったっけ?それとも何かの記念日?
 あんまり覚えてないや!あはは!」
明るくけらけらと笑いながら。

[メイン] 若狭 悠里 : 「パーティ……あら、楽しそうね!
 ドレスとか着ちゃってもいいのかしら〜」

[メイン] 若狭 悠里 : 喜びを表すように。
ぱちん、と両手で音を鳴らしながら。

[メイン] 篠田 はじめ : 「ドレスだなんて、んな本格的なパーティーじゃないっしょ~!
 ……え?もしそうだったら私、浮いちゃうよ……!?」

[メイン] 木下賢太郎 : 「特に記念日とかではないんだけど、どうしてもってせがまれちゃってね」

[メイン] 若狭 悠里 : はじめの記念日、という言葉に。
何かあったかな、ん〜?と首を傾げつつ。

[メイン] 篠田 はじめ : 「ふぅ~ん?なんだか気分屋さんだね~
 ま、私は全然いいよ~!」

[メイン] 篠田 はじめ : 繁忙期も何とか乗り越えたしね~、あはは~!と付け加えながら。

[メイン] 若狭 悠里 : 「はじめちゃんだって可愛らしいんだから、着飾っちゃえばいいのに」
とも言いながら、賢太郎の言葉に。

[メイン] 若狭 悠里 : ふむふむ、と相槌を。

[メイン] 篠田 はじめ : 「いやいやいや、私はそういうの似合わないって!
 え、えっとえっと、だから話戻すけど……!」

[メイン] 若狭 悠里 : はじめが悠里をりーさんとよぶように。
悠里がはじめちゃんと呼ぶ理由もまた、気分だ。

[メイン] 篠田 はじめ : 「えーっと、そのパーティーって、私達以外にも誰か来る?」

[メイン] 木下賢太郎 : 「服装は好きにしてくれていいよ」
「おれと夏子は普段着だけど」

[メイン] 篠田 はじめ : じゃあ私も普段着で行く!と主張。

[メイン] 木下賢太郎 : 「いや、今のところ君たち2人だけだね」

[メイン] 若狭 悠里 : ドレスなんか着ちゃったら浮いちゃうわね。
と、残念顔で。

[メイン] 篠田 はじめ : 「ほんほん、じゃあちょっとしたお疲れ様会みたいなものかな?
 みんな色々と忙しかったみたいだしね!」

[メイン] 若狭 悠里 : 「あら、そうなのね~
 もっともはじめちゃんなら誰がいても仲良くなれそうだけど」

[メイン] 篠田 はじめ : りーさんも、しばらくずっと会ってなかったし。
留学とかしてたのかな?とか思いながら。

[メイン] 若狭 悠里 : こう言うように、はじめのコミュ力はとびぬけている。
誰とも明るく、裏表がないように人懐っこい。
接点がないようなこのメンバーだけれど、それを作ったきっかけは彼女だ。

[メイン] 篠田 はじめ : 「よせやいよせやい!そうおだてられると調子乗っちゃうやい!」
えへへ!と頭の後ろに手を当て、笑いながら。

[メイン] 若狭 悠里 : 「あははは~~……
 私もまあ、色々とね」

[メイン] 若狭 悠里 : 片手に持っていたペンを、くるくると回しつつ。

[メイン] 若狭 悠里 : 「おだててないわよ~?
 それに、賢太郎さんもじゃあ、落ち着いたって事なのね?出版とか」

[メイン] 篠田 はじめ : 「どうなんだろうね~?漫画家って、とにかく多忙多忙多忙!ってイメージだし
 パーティーも、空いてる日を何とか探して見繕った感じっしょ?」

[メイン] GM : 悠里は<アイデア>を振れますね

[メイン] 若狭 悠里 :

[メイン] 若狭 悠里 : CCB<=60 アイデア (1D100<=60) > 54 > 成功

[メイン] GM : 賢太郎の連載が最新号では休載していたことを思い出す。

[メイン] 木下賢太郎 : 「ああ…まぁね」
言葉を濁すように

[メイン] 若狭 悠里 : もっとも、私は雑誌派。
単行本ほど持つほど熱心におってる訳でもないし、そこまで内情には詳しくないけれど……

[メイン] 若狭 悠里 : 回していたペンを顎に当てる。
んー、と暫しうなり。

[メイン] 篠田 はじめ : 「?」
そんな賢太郎の様子を見て、首を傾げながら。

[メイン] 若狭 悠里 : 「……そういえば、今月のって休載してたわよね?
 何かあったのかしら?」

[メイン] 篠田 はじめ : 「えっ!!?!?!?!??!?」
家の中でバカデカい声を出す。

[メイン] 篠田 はじめ : 画面に映るりーさんと賢太郎の顔、双方をせわしなく見つめながら。

[メイン] 木下賢太郎 : 「…なんだ。知ってたのか」
「実はちょっとスランプ気味でね」
「このパーティーもおれの息抜きを兼ねて夏子が企画してくれたんだよ」

[メイン] 若狭 悠里 : 大声が耳の中で反響する。
時すでには遅いが、耳を慌てて抑え。

[メイン] 篠田 はじめ : 「……な、なぁるほどぉ……
 ……そう、だね……うんうん、どうしても仕事が上手く行かない日って
 あるからねー……」
うんうん、と頷きながら。

[メイン] 若狭 悠里 : 「あら……そうなのね
 どうしても上手くいかない時……仕事をすればわかるものなのかしら」

[メイン] 若狭 悠里 : 耳から手を離し、顎に手を着いて考えながら。

[メイン] 篠田 はじめ : 「まぁ~~、不調な時は本当に、何をしてもって感じだからね~……」
ゲーム会社で、グラフィックチームのリーダーとして働くはじめも
こういった話に関して、心当たりがある面もあり。

[メイン] 篠田 はじめ : 「……よっし!奥さんの言う通り、こういう時は……パーティーだね!
 気分転換!超大事!」

[メイン] 篠田 はじめ : あと体を動かすのも大事だよ!
と、画面から少し離れ、バッドでスウィングするジェスチャーをする。

[メイン] 若狭 悠里 : はじめのそのジェスチャーに。
ファンタジー背景が相まってアンバランス。
思わずふふっ、と笑いながらも。

[メイン] 若狭 悠里 : 「私も賛成よ、疲れ……があるわけじゃないけれど。
 その人ともお話してみたいしね」

[メイン] 若狭 悠里 : くるくる、ペン回し。

[メイン] 木下賢太郎 : 「2人ともありがとう。参加してくれるって夏子に伝えておくよ」

[メイン] 篠田 はじめ : にしし、とはにかみながら。

[メイン] 篠田 はじめ : 「それじゃ、パーティー楽しみにしてるよ!
 美味しいご飯、たくさん作っておいてね~!」

[メイン] 若狭 悠里 : わたしも沢山楽しみにしてるわ、と。
微笑みながら。

[メイン] 木下賢太郎 : 「それじゃ、また」
そう言って通話を切る。

[メイン] 篠田 はじめ : 「…………!?」

[メイン] 篠田 はじめ : 画面から消える賢太郎の顔に、ぎょっとする。

[メイン] 篠田 はじめ : 「え!?もっと色々話とか……!」

[メイン] 篠田 はじめ : 「……あ、相変わらず、賢太郎は……賢太郎だなぁ……」

[メイン] 篠田 はじめ : あはは、と笑いながら。

[メイン] 篠田 はじめ : 「りーさんも……もう今日は遅い時間帯だし
 解散にしよっか?」

[メイン] 若狭 悠里 : 「まあまあ、きっと顔合わせしてから、って事よ」

[メイン] 若狭 悠里 : 「ん、そうね……!何かあればまた電話すればいいもの」

[メイン] 篠田 はじめ : うんうんと頷きながら。

[メイン] 篠田 はじめ : 「それじゃ!また今度会おうね!」

[メイン] 篠田 はじめ : 画面に手を振りながら、はじめもテレビ通話画面を切る。

[メイン] 若狭 悠里 : 合わせるように、画面に手を振り。

[メイン] 篠田 はじめ : 今日は、溜め込んでいたアニメをとにかく消化する日だ!
と意気込んでいた模様で。これからはじめの夜鍋が始まるのだった。

[メイン] 若狭 悠里 : その画面が真っ暗になった事を確認してから。
はた。

[メイン] 若狭 悠里 : 「あ……」

[メイン] 若狭 悠里 : 「……抜け方、聞けばよかったわね」

[メイン] 若狭 悠里 : これから悠里の戦いが始まるのだった。

[メイン] 若狭 悠里 :  

[メイン] 若狭 悠里 :  

[メイン] 若狭 悠里 :  

[メイン] 篠田 はじめ : 翌日。
りーさんと、賢太郎の言葉が気になったはじめは。
何となしにスマホを開き、賢太郎の編集へ問い合わせをしてみることにした。

[メイン] 篠田 はじめ : 目に隈を作らせながら。

[メイン] GM : 担当編集の武田と話ができ、以下の情報を得ることができました。

[メイン] GM : 打ち合わせでネームまで完成していたのに一ヶ月ほど前に急に書けなくなったと電話が来た。
要件だけ伝えるとこちらの話も聞かずに電話を切られてしまい、掛け直しても出ない。
家に押し掛けても居留守なのか出てこない。
うちの雑誌の大御所で、こんなことは初めてなので編集部としても心配している。

[メイン] GM : 掲載枠に穴を開けられた怒りと連絡が取れない心配が半々くらい。
また、ホームパーティーの話をすると無事なら良かった、と言いつつ説教してきてください!と頼まれるだろう。

[メイン] 篠田 はじめ : 説教という言葉に、困惑した笑いで返答しつつ。
ありがとうございました。と話を終える。

[メイン] 篠田 はじめ : 「……うーーん、知らなかったなぁ……
 かなりの、絶不調みたいだ……」

[メイン] 篠田 はじめ : そう思いながら、大あくびをし。
家に戻るのだった。

[メイン] 篠田 はじめ :  

[メイン] 篠田 はじめ :  

[メイン] 若狭 悠里 : ……って、はじめちゃんは言ってたけど。

[メイン] 若狭 悠里 : スランプの原因、もっとあるんじゃないかしら……?
……向こうからしたらお節介、かもだけど。

[メイン] 若狭 悠里 : と、悠里の”過去の一件”から。
心配症が発症し、近所へと着いた。

[メイン] 若狭 悠里 : さて、人は……。
……あら、丁度あそこに!

[メイン] 若狭 悠里 :  

[メイン] 若狭 悠里 : 賢太郎さんの近所の人に、何かあったのか聞きこみしてみるわ
判定必要なら降るわね

[メイン] GM : 不要ですね
以下の情報が手に入ります

[メイン] GM : ・3週間程前から急に木下邸に花が増えた
・最近夏子の姿を見ない。以前はスーパーなどで見かけた。感じのいい美人さん。
・賢太郎は偶に近所のスーパーで買い物をしているのを見かける。
・賢太郎は気難しいおじさん。しかし最近は少し明るくなった気がする。スーパーで笑顔で挨拶された。
・木下夫婦は5年前に結婚と共に引っ越してきた。なのでそれ以前の様子は分からない。

[メイン] 若狭 悠里 : 「……ありがとうございました」
と、礼をして。

[メイン] 若狭 悠里 : 変化があるというなら、むしろいい状態に見えるけれど。
……うーん、やっぱり聞いてみるのが一番かしらね、と。

[メイン] 若狭 悠里 : 納得した悠里は。
足をくるり、と反対に向けていった。

[メイン] 若狭 悠里 :  

[メイン] 若狭 悠里 :  

[メイン] 若狭 悠里 :  

[メイン] 篠田 はじめ : タダ飯、というわけにも行かないので。
道中、適当にお土産のお菓子とか
あとパーティーグッズ(余分)を買いながら。

[メイン] 篠田 はじめ : パーティー場所へ向かう途中、りーさんと出くわす。

[メイン] 篠田 はじめ : 「お!りーさん!」

[メイン] 篠田 はじめ : 両手共に荷物で塞がれながらも、りーさんにはにかみ。

[メイン] 篠田 はじめ : 今日という日は、ちゃんと夜鍋せずに
健康的な時間に寝たため、元気いっぱいなはじめ。

[メイン] 若狭 悠里 : 「わ、沢山持ってきたのね、すごいのねえ
 ただ……そんな大荷物だと行く前から疲れちゃうわよ?」

[メイン] 若狭 悠里 : と、片手には化粧品などが詰まった小さなバック。
それとお土産。

[メイン] 篠田 はじめ : 「へーきへーき!私、運動好きだし!」

[メイン] 若狭 悠里 : 持ちましょうか?と、半分持とうとするが。

[メイン] 篠田 はじめ : 「ほら見て見て!クラッカーとか、変顔グッズとか……
 あと他にも色々なイタズラグッズを……にしし!」

[メイン] 篠田 はじめ : 悪戯っぽい笑みを浮かべながら。

[メイン] 篠田 はじめ : 「あ、大丈夫大丈夫!ちゃんと持てるから!
 ありがとうねりーさん!」

[メイン] 篠田 はじめ : (イタズラグッズ:ライターとか、鍵開けピンとかが何故かある。)

[メイン] 若狭 悠里 : 「イタズラグッズ!?
 ……虫系のものとか入ってない事を祈っておくわね」
恐る恐る、といった様子でバッグを見つつ。

[メイン] 若狭 悠里 : 「ん……」

[メイン] 若狭 悠里 : 「まあ、もうすぐだものね」

[メイン] 若狭 悠里 : 二人でこうして喋り、歩いているうちに。
いつの間にか、正門前。

[メイン] 篠田 はじめ : 「そーそ、それにしても賢太郎も大変な時期だけど……
 ま、だからこそ、奥さんがいて良かったっていう面も、あるよね!」

[メイン] 篠田 はじめ : 木下家を見上げながら。

[メイン] GM : 木下の家は小高い丘の上にある。周囲に他の家はあるが隣接はしていない。
家は白木のお洒落な家で庭もそこそこ広く、庭中に色とりどりの花が咲き乱れている。
さながら花畑の中央に家が建っているようである。

[メイン] 篠田 はじめ : 「ひょっとしたら私達、お邪魔虫かも?とか思ったりしちゃうけど
 ま~でも、賢太郎は私らの友人でもあるし!やっぱ、見過ごせないよね!」

[メイン] 若狭 悠里 : 「そうね~、スランプだからってちょっと心配したけど。
 それに、ここから見えるくらいには、園芸にハマってるみたいだもの」

[メイン] 篠田 はじめ : 「……んん?私、久々に賢太郎の家に来たけど……
 りーさんがこの前メールで話してくれた通り……めっちゃ花が咲いてるね?」

[メイン] 篠田 はじめ : 園芸か~、いや~~、女子力高いな~!
と声を漏らしながら、進んで行く。

[メイン] 若狭 悠里 : はじめの言葉に、そうよねえ、と同調。
やっぱりここ最近のものなんだろう。

[メイン] 篠田 はじめ : 「あ、そういえばりーさんはこういうの、結構知ってる方でしょ!」

[メイン] 篠田 はじめ : 花々の前にしゃがみ込み。

[メイン] 篠田 はじめ : 「例えばこれって、なんて名前の花?」

[メイン] 若狭 悠里 : 花を見つめながら、ぐるりと見回っていると。
声で足が止まり。

[メイン] 若狭 悠里 : 「ああ、これはね……」

[メイン] 若狭 悠里 : 目星で確認してもいいかしら

[メイン] GM : <生物学>を振れますね

[メイン] 若狭 悠里 : わかったわ

[メイン] 若狭 悠里 : CCB<=90 昔取った杵柄(知識技能/運動技能) (1D100<=90) > 67 > 成功

[メイン] GM : 花はいろんな種類が咲き乱れている。
また、悠里は花の季節感がおかしいことに気づく。

[メイン] 若狭 悠里 : ぱた、と目を閉じて。
”昔”、園芸をしていた時の知識はまだ身についているようで。

[メイン] 篠田 はじめ : 手を団扇のように、はたはたと振りながら。
自身の首筋に伝う汗を乾かす。

[メイン] 若狭 悠里 : 「これはアネモネ、これは椿、これは薔薇……あら。」

[メイン] 篠田 はじめ : ミーンミーン、とセミの鳴き声がよく聞こえるこの季節。
中々身に応える暑さではある。

[メイン] 篠田 はじめ : 「ほうほう、アネモネにツバキ……名前くらいは聞いたことあるけど……
 ……ん?どうしたの?」

[メイン] 若狭 悠里 : そう、鳴り響くほどには夏、なのだが。

[メイン] 若狭 悠里 : 「ええっとね……アネモネって春に咲くのよ
 椿は冬……だったり、と」

[メイン] 若狭 悠里 : 「……季節、何だかヘンなような」

[メイン] 篠田 はじめ : 「ほへぇ~!」
さっすがりーさん、物知り!と口にしながら。

[メイン] 篠田 はじめ : 「ん~~~?造花とかだったり?あんまりそういうのよく分かんないけど……
 もしくは、すっごく手入れが良いとか!」

[メイン] 若狭 悠里 : 花というものは可憐と言われるように。
自らの体調が合わなければ成長する事や、ましてや咲く事も難しい。

[メイン] 篠田 はじめ : 奥さん、手際良さそうな人だしね~
と付け加えながら。

[メイン] 若狭 悠里 : 「ん、そうね……
 奥さんが始めたのなら、これくらい咲かせるくらいだもの
 物知りだったりしてもおかしくはないわ」

[メイン] 篠田 はじめ : 「そうだ!今から奥さんに、この花々について聞いてみようよ!
 りーさん、興味ある方でしょ!」

[メイン] 若狭 悠里 : それ故に少しおかしい、とは感じるが。
だからこそ、どうやったのかは気になる。

[メイン] 若狭 悠里 : 私だってこれくらい、咲かせてみたいもの……
と、そわそわとしつつ。

[メイン] 篠田 はじめ : 訝しげに思うりーさんとは対極的に
はじめはというと、相変わらずの天真爛漫といった様子。

[メイン] 若狭 悠里 : 「そ、そうね!聞いてみるのがまず、一番かしら!」

[メイン] 篠田 はじめ : うんうん!と頷きながら。

[メイン] 篠田 はじめ : 「それじゃ、そろそろ中に入らせてもらおっか!
 これ以上外にいたら、熱中症になっちゃうかもだしね!」

[メイン] 若狭 悠里 : ぐるり、もう一度庭を見渡す。
青空のキャンバスの下、様々な絵具で塗られたように花が咲いている。
それは魅力的で、ましてや蠱惑的なようで……。

[メイン] 若狭 悠里 : 「……ああ、そうね、ええ」

[メイン] 若狭 悠里 : 声ではた、と気が付き。
しゃがんでいた足を伸ばす。

[メイン] 篠田 はじめ : はじめはそのまま、家の方へと歩みを進め。
インターホンを押す。

[メイン] 篠田 はじめ : 「来たよ~!!」

[メイン] 篠田 はじめ : 馬鹿デカい声で、家にそう叫ぶ。

[メイン] GM : <聞き耳>を振れますね

[メイン] 若狭 悠里 : CCB<=90 用心深い(探索技能/運動技能/鍵開け) (1D100<=90) > 76 > 成功

[メイン] 篠田 はじめ : ccb<=80 趣味:運動 (1D100<=80) > 58 > 成功

[メイン] GM : 家の中からより強い花のいい香りが漂ってきていることに気がつく。

[メイン] 篠田 はじめ : すんすん、と鼻が動く。

[メイン] 若狭 悠里 : 「お邪魔します~、若狭と篠田ですよ……あら?」

[メイン] 篠田 はじめ : 「うおっ……!?すっごい良い匂いだね……!」

[メイン] 篠田 はじめ : 賢太郎の家って、こんな感じだったっけな……?

[メイン] 若狭 悠里 : 鼻を鳴らし。

[メイン] 若狭 悠里 : 「……んん、ほんとうね?
 中でも栽培してるのかしら……」

[メイン] 若狭 悠里 : よっぽど花好き……なのかしら。
ここまでくると、もはや世話が大変そうだけれど……

[メイン] 篠田 はじめ : 同じことを思うはじめだった。
でもまぁ、漫画家の仕事って大変だし……こうして花の匂いに包まれるのも
ストレス緩和にも効果的なのかも……?と思いながら。
玄関の扉前でじっと待つ。

[メイン] 木下賢太郎 : チャイムを鳴らすと扉が開いて賢太郎が笑顔で探索者を迎え入れる。

[メイン] 木下賢太郎 : 「…そんな大きな声出さなくても聞こえてるよ」
「2人とも、いらっしゃい」

[メイン] 篠田 はじめ : わあ、賢太郎のスマイル。
これもまた、久々に見た。

[メイン] 木下夏子 : その後ろで夏子が微笑んでいる。

[メイン] 木下夏子 : 「こんにちは。いらっしゃいませ」

[メイン] 篠田 はじめ : 「うぃっす!お土産買ってきたよ!
 あ、夏子さんもこんにちは!」

[メイン] 篠田 はじめ : ぺこりと一礼し。

[メイン] 若狭 悠里 : 「あら、こんにちは~」
すっごい笑顔……気分転換にはやっぱりなってるのかしら。

[メイン] 若狭 悠里 : 二人に微笑み。ぺこり、一礼。

[メイン] 篠田 はじめ : 「いや~、めっちゃ綺麗な花咲かせてますね~!
 まるで花畑!」

[メイン] 若狭 悠里 : お土産です、と渡しながら。
はじめにこくこく、と頷く。

[メイン] 篠田 はじめ : とりあえず、仕事に関することは口にしないはじめ。
そういったことは、センシティブなものだから。
ちゃんと弁えるところは弁える。

[メイン] 木下賢太郎 : お土産を受け取りながら
「ああ、庭の花ね。綺麗だろう?いつの間にか庭に生えてたんだけどさ」

[メイン] 若狭 悠里 : 「……えっ!?そ、そうなの!?」
思わず、声を大きくしつつも。

[メイン] 篠田 はじめ : 編集の武田さんから、説教するようにって言われたけど。
でもでも、スランプの時期に叱りの言葉って、やっぱ結構キツいからね~……。

[メイン] 篠田 はじめ : 「へ?」

[メイン] 木下賢太郎 : 「不思議なこともあるものだよ」

[メイン] 篠田 はじめ : 「い、いつの間に……!?手入れしたわけでも……造花でもなく……!?」

[メイン] 若狭 悠里 : 「てっきり、夏子さんが植えたものだと思ってたわ……」

[メイン] 若狭 悠里 : 口を手で抑えながら。

[メイン] 篠田 はじめ : 改めて、庭一杯に広がる花々を見つめながら。
目を丸くする。

[メイン] 木下夏子 : 「私は特にはなにもしていませんね」

[メイン] 篠田 はじめ : りーさんの言葉に同意するように頷くも。
夏子の言葉に、これまた驚く。

[メイン] 若狭 悠里 : まあ、と声を大きく。

[メイン] 篠田 はじめ : 「はぁ~~、現実は小説よりき奇なりって言うけど
 まさしくって感じだね~……」

[メイン] 若狭 悠里 : 「でも…それで困っていないみたいだし……
 むしろ、二人の仲の良さを神様が祝ってくれてるのかもしれないわね」

[メイン] 木下夏子 : 「あらまぁ」
悠里の言葉に微笑む

[メイン] 篠田 はじめ : 「お、めっちゃロマンチックなこと言うね~りーさん!」

[メイン] 若狭 悠里 : しかし、驚きは見せながらも。
ふふ、と笑いつつ。

[メイン] 篠田 はじめ : へらへらと笑いながら、両手を頭の後ろに回す。

[メイン] 篠田 はじめ : 「神様からの祝福、うんうん、いいね!」

[メイン] 木下賢太郎 : 「…立ち話もなんだし、上がったらどうかな」
照れを隠すように2人に促す

[メイン] 篠田 はじめ : 困惑はしたが、されど綺麗なものは綺麗だから。
特に気にしないことにしたはじめだった。

[メイン] 若狭 悠里 : 「賢太郎さんがこんなに幸せそうだものね~」
とは言いつつ。

[メイン] 篠田 はじめ : 「ん!そうだね!外、超暑いし~……それじゃ!お邪魔しま~す!」

[メイン] 若狭 悠里 : 当の賢太郎がそう言うのだから、ええ。と頷き。

[メイン] 篠田 はじめ : 菓子の入った袋を賢太郎へ渡し。
イタズラグッズの入った袋は持ったまま、家に上がる。

[メイン] 若狭 悠里 : ……最も、花の事はよく知っている。
だからこそ、手入れなしで季節外れが芽吹くなんて普通はあり得ない。

[メイン] 若狭 悠里 : だからこそ、”神様”だなんて非現実的なこと、言っちゃったけど……。
……気にしすぎ、よね。

[メイン] 若狭 悠里 : はじめに合わせるように、ぱたと靴を脱ぎ、後を追う。

[メイン] GM : 家の中は至る所に花が活けてある。
また漫画を読んでいた探索者は、漫画の中に出てくる卑屈な作者と今の賢太郎の様子に矛盾を感じる。
賢太郎の昔からの知り合いの探索者なら、彼が妙に明るくなったように感じるかもしれない。

[メイン] 篠田 はじめ : ほへ~……花、花、花花花……どこもかしこも、花……!!

[メイン] 篠田 はじめ : 「ず、随分と本格的だね……園芸の血に目覚めちゃった……?」

[メイン] 若狭 悠里 : 廊下を抜けると花園だった。
もとい、一面の花。

[メイン] 木下賢太郎 : 「いや、おれは園芸には興味ないよ」
「家の中の花は夏子が庭のを活けてくれたんだ」

[メイン] 篠田 はじめ : ま、まぁ……花に囲まれたおかげなのか、分かんないけど……。
でも、漫画でよく書かれてる、くら~い賢太郎とは違う。
明るい状態になってるし、きっと良いことだよね!

[メイン] 若狭 悠里 : 「そうね~。
 庭のに触発されちゃったのかしら?…あら、そうだったのね」

[メイン] 篠田 はじめ : 「夏子さんが!へぇ~!
 いや~、いいセンスしてますね~!」
辺りをぐるぐると見渡しながら。

[メイン] 若狭 悠里 : 賢太郎の言葉に、ああなるほど、と納得し。

[メイン] 木下夏子 : 「お褒めにあずかりありがとうございます」

[メイン] 篠田 はじめ : 「あ、そういうば夏子さん!
 今日って、どんなパーティーするんです?」

[メイン] 若狭 悠里 : ここまでのネタ、何か漫画に移せそうなものだけど……
それも含めてスランプ、なのかしら。
いい傾向にはきっと正しいのでしょうし……うーん。

[メイン] 若狭 悠里 : 微妙にかみ合わない違和感に、居心地悪そうにしながらも。
はじめの言葉に頷き。

[メイン] 木下夏子 : 「最近賢さんが不調なようなので元気が出たらいいなと思って」
コソコソと賢太郎に聞こえないように話す

[メイン] 篠田 はじめ : 夏子のひそひそ話に、微笑ましそうに、ニコリと笑いながら。

[メイン] 若狭 悠里 : 仲がいいのね、なんて微笑みながら。

[メイン] 若狭 悠里 : 手持ち無沙汰ながら、周りを見渡してみる。
そういえば玄関の方…あっちにも花、飾ってあるのかしら?

[メイン] GM : 玄関には花の他に写真が飾ってあることに気づきます。

[メイン] 若狭 悠里 : あら、こんなものがと。
ちょっとした好奇心で写真の方を覗いてみる。

[メイン] GM : 賢太郎と夏子が新築の家の前で並んで笑っている写真。
日付は5年前の7月7日。
<目星>と<アイデア>を振れますね

[メイン] 若狭 悠里 : CCB<=90 用心深い(探索技能/運動技能/鍵開け) (1D100<=90) > 16 > スペシャル

[メイン] 若狭 悠里 : CCB<=60 アイデア (1D100<=60) > 97 > 致命的失敗

[メイン] 若狭 悠里 : おわァアアア~~っ!!!

[メイン] 篠田 はじめ : 🌈

[メイン] GM : 写真の裏に「二人の記念日を祝して」と書かれている。

[メイン] 若狭 悠里 : はじめちゃんの裾をちょいちょい、と引っ張る。

[メイン] 篠田 はじめ : 「ん?」
りーさんに反応し、そっちの方を向く。

[メイン] 若狭 悠里 : 「あれって二人の写真よね?
 今と比べて若々しかったり…何だか気になっちゃわない…かしら?」

[メイン] 若狭 悠里 : ふふ、と少しいたずらっぽい笑みで。

[メイン] 篠田 はじめ : 「お、ほんとだ!いい写真だね~!」

[メイン] 篠田 はじめ : じろじろと見ながら。

[メイン] 篠田 はじめ : ccb<=40 アイデア
おらあ!! (1D100<=40) > 35 > 成功

[メイン] GM : 庭が今のような芝生ではなくコンクリートであると気付く。
また、写真の夏子は頭に赤い花の髪飾りをしていないことに気づく。

[メイン] 篠田 はじめ : 「この頃はまだ、綺麗な花々も無くて……ん?」

[メイン] 篠田 はじめ : 「夏子さん!その髪飾り、5年前は着けてませんでしたね!
 すごい似合いますけど、それどこ買ったんです?」
夏子が髪飾りを着けている場所を指すように、自分の頭を指差す。

[メイン] 若狭 悠里 : はじめの言葉に、そういえばとぽんと手を打つ。

[メイン] 木下夏子 : 「これですか?賢さんからのプレゼントなんです」
嬉しそうに答える

[メイン] 篠田 はじめ : 「へぇ~~~!」
にんまりと笑いながら、賢太郎の方を向く。

[メイン] 篠田 はじめ : ひたすら、ニヤニヤと見つめる。

[メイン] 若狭 悠里 : 「あらあらあら」

[メイン] 若狭 悠里 : 微笑ましそうな目で、賢太郎へと視線を移す。

[メイン] 篠田 はじめ : そんな時に。

[メイン] 篠田 はじめ : ぐうぅぅぅ。と、はじめの腹が鳴る。

[メイン] 若狭 悠里 : 「それに七夕が記念日だなんて、随分ロマンチックな─────あら」

[メイン] 若狭 悠里 : 「ふふ、楽しみで朝ごはんでも抜いてきちゃったのかしら?」

[メイン] 篠田 はじめ : 「う、うっさい!そんなことないしぃ!!」
顔を赤らめながら、ぶんぶんと首を振り。

[メイン] 若狭 悠里 : 悪戯っぽく。

[メイン] 若狭 悠里 : 「そうね〜……私もお腹空いちゃった
 はじめちゃんみたいにお腹の虫が鳴る前に、ご馳走になっても……大丈夫かしらね?」

[メイン] 若狭 悠里 : はじめのお腹を、冗談めかして。
宥めるように撫でながら。

[メイン] 木下賢太郎 : 「そうだね」
「もう準備はできてるから、早速始めようか」

[メイン] GM : リビングに案内されると既にパーティーの準備は出来ている。

[メイン] 篠田 はじめ : 「おぉぉ!!」
目を爛々と輝かせる。

[メイン] 篠田 はじめ : 「準備万端だ!」

[メイン] 若狭 悠里 : 「まぁ……すごい!」

[メイン] 若狭 悠里 : 庭の花にも負けない。
色鮮やかに、美味しそうに飾れた料理の数々り

[メイン] 若狭 悠里 : 「うん、すっごい……これも夏子さんが?」

[メイン] 木下賢太郎 : 「料理はおれと夏子の二人で一緒に作ったんだ」

[メイン] 若狭 悠里 : 「へぇー……あら、じゃあ共同作業ね、仲がいいのねぇ」

[メイン] 篠田 はじめ : 「え゛っ!?」

[メイン] 篠田 はじめ : 賢太郎の顔を、ぎょっとするように見て。

[メイン] 篠田 はじめ : 「賢太郎、料理とかできたんだ!?」

[メイン] 篠田 はじめ : 意外そうな表情で。

[メイン] 木下賢太郎 : 「…しばらく独身だったからできるさ」

[メイン] 篠田 はじめ : 「………」
買い食い。

[メイン] 若狭 悠里 : 「あらあら、はじめちゃんも負けてられないわね?
 お姉さんが教えてあげましょうか?」
なんて、笑いつつ。

[メイン] 篠田 はじめ : 「よ、世の中には文明の利器ってものがあってだねー!」
誤魔化すように腕を組みながら、ぷい、と顔を逸らす。

[メイン] 若狭 悠里 : そんな、無表情の中にも。
にこやかな感情が混じっている事に気づき。
思えばずっと、ここに来てから楽しそうね。

[メイン] 若狭 悠里 : 「そういえば……お仕事はどうなのかしら?
 調子良さそうに見えるけれど…それでもダメ?」

[メイン] 篠田 はじめ : りーさんの挙げた話題に、少し眉がピクリと動く。

[メイン] 篠田 はじめ : おそるおそる、賢太郎の方を見て。
様子を伺う。

[メイン] 若狭 悠里 : はじめの様子に栄養偏っちゃうわよ〜?と茶化しつつ。
そんな、悠里にとってふとしたことを。

[メイン] 木下賢太郎 : 「たぶんそれが原因なんだと思うよ」
「おれの漫画ってさ、ほら…あれだしさ」
と言うがあまり困った様子はない。むしろ幸せそう。

[メイン] 篠田 はじめ : 創作に携わる仕事というのは、もう発想というか、想像力が全てで……。

[メイン] 篠田 はじめ : 「……あーー……」

[メイン] 若狭 悠里 : 悠里には仕事経験がない。
そのため、スランプというものがどう言ったものか理解していないこともあり。
また……ここでも悠里の心配性が、ザワついたのもある。

[メイン] 若狭 悠里 : 「ん…あー、なるほどね」

[メイン] 篠田 はじめ : 賢太郎の漫画は、自虐風ギャグエッセイ作品として有名であり。
幸せかどうか不安な内情を描いたものなのだが。

[メイン] 篠田 はじめ : こうして幸せそうにしている二人を見て。

[メイン] 篠田 はじめ : 「良い意味でも、悪い意味でも……"ネタ"が尽きちゃった……
 ……って、ことかな……?」

[メイン] 若狭 悠里 : 漫画には起伏が大切だ……と聞いた事がある。
幸せ絶好調、それを疑わない様子の賢太郎は……
ましてや、相手に愛されているか不安な心地を表現した漫画は……

[メイン] 若狭 悠里 : 困っていないような賢太郎の様子で。
これじゃあ無理かもしれないわね、なんて心で呟きつつ。
でも、当人は楽しそうだものね。

[メイン] 木下賢太郎 : 「そんなところかな」
「まあ漫画の方はそのうちネタが出てくるから、今はそんな話より、パーティーを楽しもうか」
2人に席に座るように促しつつ、夏子の席の椅子を引く

[メイン] 若狭 悠里 : 夏子を優先する様子に、ここでもまぁと内心声を出し。
ありがとう、と椅子に座る。

[メイン] 木下夏子 : 「ありがとうございます」
席に着く

[メイン] 篠田 はじめ : 「ま……そうだね!今日は、明るくぱぁーっと行こうか!」

[メイン] 篠田 はじめ : そうして椅子に座る。

[メイン] 木下賢太郎 : 「それでは、集まってくれた2人に感謝しつつ…乾杯!」

[メイン] 篠田 はじめ : かんぱ~い!
とグラスにつぎ込まれたドリンクを片手に、それを上へ持ち挙げる。

[メイン] 若狭 悠里 : 乾杯〜!と。
かちんとグラス同士を鳴らし合い。

[メイン] 篠田 はじめ : うっしゃ~!今日は、兎にも角にも!タダ飯だ!

[メイン] 篠田 はじめ : 色々不思議な部分はあるけど、でもまぁ!
賢太郎も夏子さんも、こうして幸せそうにしてるし。

[メイン] 木下夏子 : 「かんぱ~い!」
3人の様子を見ながらニコニコと

[メイン] 篠田 はじめ : それなら私は、何も言うことも無いね!

[メイン] 篠田 はじめ : ドリンクを口にしながら。

[メイン] 若狭 悠里 : それにしても美味しそう…後でレシピとかおそわっちゃおうかしら?なんて思いつつ。

[メイン] 篠田 はじめ : 「ただ、武田さん怒ってたからね~?
 ちゃんと新しい漫画のネタ!考えろよ~!」

[メイン] 若狭 悠里 : けれど鼻腔を擽るのは、料理の香りよりも…
甘ったるい、花の匂い。

[メイン] 若狭 悠里 : 少し眉を曲げつつも。

[メイン] 篠田 はじめ : 明るく盛り上げようと、軽く冗談を言うように
賢太郎にそう告げる。

[メイン] 木下賢太郎 : 「げっ…武田さんと話したのか」
「わかったよ。原稿ができたらちゃんと連絡しとく」

[メイン] 若狭 悠里 : 「あはは、それは大変ねぇ
 それに漫画、私だって楽しみにしてるのよ〜?」

[メイン] 若狭 悠里 : ぱくっ、と。
花の香りを誤魔化すように、軽い1品ものを口にしつつ。

[メイン] 篠田 はじめ : 「あははは!武田さん、怖そうな人だったからなぁ~!
 でもまぁ、賢太郎のこと、本気で心配してたからね~」

[メイン] 木下賢太郎 : 「励みになるよ」
「…そうだな。こうやって身近にも読者がいるんだからちゃんと描かないと、だ」

[メイン] 篠田 はじめ : 「それに、そう!りーさんの言う通り!
 私も賢太郎のファンの1人だからね!漫画、楽しみにしてるよ!」

[メイン] 篠田 はじめ : もぐもぐと肉を口にしながら。

[メイン] 若狭 悠里 : 「そうねぇ、それにはじめちゃんだってお熱だものね?」
と、噛む口を手で抑えつつ。

[メイン] 木下夏子 : 「賢さん、頑張ってね」

[メイン] 若狭 悠里 : 「何せ単行本まで買ってるものね〜」
もぐもぐ。

[メイン] 篠田 はじめ : 「うぐ……そ、そりゃあだって、アニメオタクだし私……!
 ていうか、改めてこうして、大ヒット作品を手掛けてる漫画家と
 交友関係持ててるって、めっちゃすごいことだよね~……」

[メイン] 篠田 はじめ : んぶっ!とドリンクを吹き出しそうになりながらも。

[メイン] 篠田 はじめ : 「そ、そりゃあ、まぁ、ね!」

[メイン] 篠田 はじめ : なんとなしに、口がどもってしまう。
実際はじめは、賢太郎の漫画を単行本で集めている。
雑誌ではなく単行本で買っている理由は、オタクとしてのコレクター魂ゆえ
こだわりゆえ、なのだ。

[メイン] 若狭 悠里 : 「あらあら?目の前でバラされること恥ずかしかったのかしら〜?」

[メイン] 若狭 悠里 : ん、これ美味しい…と、口から言葉が漏れつつ。

[メイン] 篠田 はじめ : 「恥ずかしいよそりゃあ!だって、本人の前だし……!!
 て、てか!私の話は良いって!うん!えっと、あ!」

[メイン] 篠田 はじめ : 「りーさん!この前辺りまでずっと姿見せてなかったけど
 何してたの?留学?」

[メイン] 若狭 悠里 : 「え─────ああ、うん、ちょっと……ね」

[メイン] 若狭 悠里 : 一瞬、ぴたりと箸が止まり。

[メイン] 若狭 悠里 : 「留学してたのよ、ほら……最近英語は公用語なんて言われてるくらいだもの、勉強しないとだしね」

[メイン] 若狭 悠里 : くるくる、箸を回すように。
どこか落ち着かないような仕草で。

[メイン] 篠田 はじめ : 「は~~~~、りーさんは相変わらずすごいなぁ~
 まだ高校生なんでしょ?すんごい勉強熱心!」
りーさんの様子に、少し眉をしかめつつも
とりあえず場を温めようと、明るい口調でそう言い。

[メイン] 若狭 悠里 : ……留学って程でもない。
ニュースにもなっていない、いいえ、伏せられた。
とある学校で起きたゾンビパニック。

[メイン] 若狭 悠里 : けれど、そんな事を言っても仕方ない。
私からしては現実でも、他人からしたら夢のようなものだもの……。
到底、人には言えないわけで。

[メイン] 若狭 悠里 : 「ふふ、ありがとう…そろそろ受験だもの、頑張らないとだしね」
と、マッスルポーズを取りつつ。

[メイン] 若狭 悠里 : そういえば、と夫婦二人に目が向いて。

[メイン] 若狭 悠里 : 「二人って学生時代とか会ってた訳でもない…のよね?
 お見合いでここまでなんて、本当に運命的じゃない」

[メイン] 篠田 はじめ : ん、確かに。
と言ったような反応で、ドリンクを口にしながら
二人の方を向く。

[メイン] 木下賢太郎 : 「ああ。おれもまさか夏子みたいな人が妻になってくれるなんて思ってなかったよ」

[メイン] 木下夏子 : 「うふふ」

[メイン] 篠田 はじめ : 「あーらら……これはまた惚気話が……」
あはは、と汗を少し垂らしながら。

[メイン] 若狭 悠里 : 「玄関の写真、ちょっと見ちゃったけれど…
 七夕が記念日なんて、ロマンチックだしね
 結婚記念日……かしら?」

[メイン] 若狭 悠里 : 「ふふ、いいじゃない!
 幸せそうで何よりだわ〜」
にこにことしつつ。

[メイン] 木下賢太郎 : 「ああ、あの写真か」
「そうだね。おれたちの結婚記念日だよ」

[メイン] 篠田 はじめ : 「ん゛ぇっ!?」

[メイン] 篠田 はじめ : ゴホッ!ゴホッ!と咳込む。

[メイン] 篠田 はじめ : 「え、あ、あれ!?そんな大切な日なのに……
 私達呼んじゃって、良かったの……!?」

[メイン] 篠田 はじめ : あんまりこういう……れ、恋愛は、分かんないけど……。
で、でも、結婚記念日とかって、テレビとか雑誌とかでは……
夫婦水入らずで、二人っきりで過ごすのが普通だとか……そういうのを、よく聞くし……。

[メイン] 木下賢太郎 : 「もう三週間くらい前だから気にしなくていいよ」
「7日には2人でお祝いしたしね」

[メイン] 篠田 はじめ : 「あれ……!あ、そっか!三週間前か!」

[メイン] 篠田 はじめ : ポン、と納得するように、手のひらの上に拳を乗せるジェスチャーをし。

[メイン] 篠田 はじめ : あの写真に記載されてた日付は、7/7で
そして今日は、その3週間くらい後の日付。

[メイン] 篠田 はじめ : 「あはは、うっかりしてたや~、お恥ずかしやお恥ずかしや……
 こりゃ、ちょっと酔いが回ってきちゃったかな?」

[メイン] 若狭 悠里 : 「そうね、そうみたいね!
 まあまあ、それなら1層、気兼ねなくパーティできるわね」

[メイン] 若狭 悠里 : 「飲みすぎて私におんぶさせないようにね〜?」
楽しげに笑いつつ。

[メイン] 篠田 はじめ : 「そんな無様な姿見せないし!くぉんの~……」

[メイン] 篠田 はじめ : 「ただでも……やっぱちょっと、ふわっと来ちゃってるから
 外の空気吸って来てもいいかな……?」

[メイン] 篠田 はじめ : 申し訳なさそうな表情で。

[メイン] 若狭 悠里 : 「んもう、羽目を外しちゃうから……」
と、ふうと息をつきながら。

[メイン] 若狭 悠里 : 「でも、楽しそうだったものね……
 私もちょっとお腹膨れてきたし、付き添いましょうか」

[メイン] 若狭 悠里 : かちり、と箸をおきつつ。

[メイン] 篠田 はじめ : 「ん、ありがと!」
りーさんに、ニコリと笑いながら。

[メイン] 篠田 はじめ : ぐぃ~っと、少し背伸びをしながら。
賢太郎と夏子さんに、ぺこりと一礼。

[メイン] 木下賢太郎 : 「いってらっしゃい」

[メイン] 若狭 悠里 : ふう、と一息。
それじゃあ、とぐっと立ち上がり。

[メイン] 若狭 悠里 : こっちよ~?と、先導するように庭の方へと出た。

[メイン] 篠田 はじめ : ふらふらとした足取りで、りーさんの方へ着いていく。

[メイン] 篠田 はじめ : やば~、りーさんが二人に見える~~~……。と漏らしながら。

[メイン] GM : 庭に出るとベランダの下、赤い花が咲き乱れるところに人影が見える。

[メイン] 若狭 悠里 : そんなはじめの様子に、本気で心配に。
思わず肩を貸して寄り添いつつ、進み。

[メイン] 篠田 はじめ : 「…………んぇ……?」

[メイン] 若狭 悠里 : ………?あれ、何かある……花の影、かしら……?

[メイン] 篠田 はじめ : 目を細め、こする。

[メイン] 若狭 悠里 : ぱちくり、瞼を開き閉じ。

[メイン] 篠田 はじめ : 「……あ、あれぇ、私、酔い過ぎたのかなぁ……?」

[メイン] 若狭 悠里 : 「……ん、ん……え……?」

[メイン] 篠田 はじめ : た、確かこの家って……賢太郎と、夏子さんと……

[メイン] 篠田 はじめ : あとは私と、りーさんの……4人だけだったような……?

[メイン] 夏子? : そこには、悲しそうな顔をした夏子が立っていた。

[メイン] 篠田 はじめ : 「……………!?!?」

[メイン] 篠田 はじめ : 「……り、りー、さん……?あれ、見える……?」

[メイン] 若狭 悠里 : 「……ううん、はじめちゃん…… えっ、はっ……?」

[メイン] 若狭 悠里 : はじめと顔を見合わせ、ごくりと唾を飲む。

[メイン] 夏子? : 「あのひとを起こして」
ただ一言、つぶやく

[メイン] 篠田 はじめ : ……りーさんの驚きっぷり、こ、これは……。

[メイン] 篠田 はじめ : 「………へ……?」

[メイン] 若狭 悠里 : 「……そう言うって事は、あなたも……」

[メイン] 篠田 はじめ : ………これ、酔いとかじゃなくて……ガチで、見えてるやつ……!?

[メイン] 篠田 はじめ : 「あの人、って……?」

[メイン] 若狭 悠里 : どきどきどき、と。
おかしなことが進んでいることに内心、胸の高まりが強まっているのを感じて。

[メイン] 篠田 はじめ : 夕刻の日差しが差し込まれる花々の中。
夏子と思わしき人影の方を、じっと見つめながら。

[メイン] 篠田 はじめ : ごくり、と唾を飲みこむ。
酔いは、すっかりと晴れた。血の気が一気に引くような出来事だ。

[メイン] 篠田 はじめ : 「………夏子さん、ですよね……?」

[メイン] 若狭 悠里 : 「…………っ」

[メイン] 若狭 悠里 : はじめの声で確信する。
間違いなく、そこに”いる”。

[メイン] 篠田 はじめ : ゆっくりと、慎重に、夏子の方へ歩みを進める。

[メイン] 夏子? : はじめがなにか聞こうとすると、目の前の夏子がすうっと消える。SANc(0/1)

[メイン] 篠田 はじめ : 1d100<=40 SANc (1D100<=40) > 27 > 成功

[メイン] 若狭 悠里 : CCB<=50 SAN値チェック (1D100<=50) > 49 > 成功

[メイン] 篠田 はじめ : 「……えっ……!?」

[メイン] 若狭 悠里 : 「は、はじめちゃん……あんまり…… ……え、あ…?」

[メイン] 篠田 はじめ : 目を大きく見開き。そして夏子が立っていた場所へ、突っ走る。

[メイン] 若狭 悠里 : 消えた。

[メイン] 篠田 はじめ : 「なっ……!?え、えっ……!?どうして!?どういうこと……!?」

[メイン] 篠田 はじめ : そのまま、夏子が立っていた場所から、辺りを見渡す。

[メイン] GM : 夏子が現れた場所の花をよく見ると夏子の髪飾りと同じ赤い花が群生しているのに気が付く。

[メイン] 篠田 はじめ : 「…………!」

[メイン] 若狭 悠里 : 異常ななにかが姿を現したかと思えば、そこには何も。
冷や汗が、こんな熱さだというのにたらり、たらり。

[メイン] 篠田 はじめ : ゆっくりとしゃがみ込み、そして咲いている赤い花を見つめる。

[メイン] 篠田 はじめ : 「……りーさん!……これ……」

[メイン] 若狭 悠里 : 「……ど、どうしたの?」
恐る恐る、はじめの方へと近づき。

[メイン] 篠田 はじめ : 手招きし。

[メイン] 篠田 はじめ : 赤い花を指差す。

[メイン] 若狭 悠里 : 「……これ……」

[メイン] 篠田 はじめ : こくりと頷く。

[メイン] 篠田 はじめ : 「……夏子さんが、髪につけていた、花………?」

[メイン] 篠田 はじめ : 「……でも、さっきの夏子さんは……髪飾りは……」

[メイン] 若狭 悠里 : 「……落としたわけじゃなくて、元々……」

[メイン] 若狭 悠里 : ……。おかしい。
これは……一体。

[メイン] GM : 赤い花には<生物学>を振れますね

[メイン] 篠田 はじめ : 「……あ、あはは……こ、これ、さすがに……!
 ドッキリ、だよね……!?……ね?」

[メイン] 若狭 悠里 : 唇を噛みながら、胸元からペンをくるくると回し。

[メイン] 篠田 はじめ : ccb<=80 知識:オタク (1D100<=80) > 81 > 失敗

[メイン] 若狭 悠里 : CCB<=90 昔取った杵柄(知識技能/運動技能) (1D100<=90) > 3 > 決定的成功/スペシャル

[メイン] 篠田 はじめ : 妖怪1多すぎる

[メイン] 若狭 悠里 :

[メイン] 篠田 はじめ : !!

[メイン] GM : この赤い花はチューリップやヒヤシンスのような球根植物だが、<生物学>で見てもなんの花か分からない。
クリなので地球上に存在する花ではないと分かっていいですね

[メイン] 若狭 悠里 : 「────ッ、ぁ…?」

[メイン] 若狭 悠里 : 思わず、ずさっと後ずさり。
地面に尻もちをつく。

[メイン] 篠田 はじめ : 「……!?!?り、りーさん……!?」
慌てて駆け寄り、その手を取る。

[メイン] 篠田 はじめ : 「ど、どうしたの……!?」

[メイン] 若狭 悠里 : 「……っ、これ、この花……何……?」

[メイン] 篠田 はじめ : 「……え……?な、何って……え?」

[メイン] 篠田 はじめ : 「普通の、薔薇とかそういう花じゃ、ないの……?」

[メイン] 若狭 悠里 : 手の温もりに、少し、パニックの檻から抜け出しつつも。

[メイン] 若狭 悠里 : 「いいえ……私が知らない、ううん、……花を知ってる、から、わかる……
 こんな花、地球に存在しない……そういう……形」

[メイン] 篠田 はじめ : 「…………!?」

[メイン] 若狭 悠里 : 花は繊細で、場所が合わなければ生きられない。
ましてや……こんなもの、育てられるわけがない。

[メイン] 篠田 はじめ : 冗談だろ。そう言いかけたはじめだったが。
りーさんの表情、口調、全てに嘘偽りないものであることが察せられ。

[メイン] 若狭 悠里 : 冷静になればなると、異常さが浮き彫りになっていく。

[メイン] 篠田 はじめ : りーさんは、こういう嘘は吐かない。園芸に熱心な子だから。
花の知識には詳しいから、だからこそ……。

[メイン] 篠田 はじめ : ─────信憑性が、高い。

[メイン] 篠田 はじめ : ごくりと、唾を飲みこみ。

[メイン] 若狭 悠里 : 唇は震え、目は見開き。
はじめが握っている手も、軽く震えてはいるだろうが。

[メイン] 篠田 はじめ : 「……あ、あはは……じゃあ!これ……きっと、造花なんだよ!」

[メイン] 篠田 はじめ : そう言い、首を動かし、赤い花の方へ向き。

[メイン] 篠田 はじめ : おそるおそる、ゆっくり……ゆっくりと……。

[メイン] 若狭 悠里 : 「……っ、あ……そう、ね……それ以外、あり得ない……ものね」

[メイン] 篠田 はじめ : 手を伸ばす。実際に、手に取って確かめようとする。
この花は─────きっと、造花だ、きっと、そう。

[メイン] 若狭 悠里 : ……そう、偽りの花。
そうだ、そうじゃないと……アレは何?

[メイン] 篠田 はじめ : 恐ろしいものなんかじゃ、ない……。
そう信じ込みながら。赤い花を……掴み、そして、抜く。

[メイン] 若狭 悠里 : 震えていた唇をぎゅっと堅く、結び。
その様子に、目を向ける。

[メイン] GM : 花を引き抜くとしっかり根っこがついていることがわかる。
そして地面をよく見るのなら芝生の下はコンクリートだと気が付く。
どういうわけかは分からないが、コンクリートを割るでもなくコンクリートの上から植物が生えている。

[メイン] 篠田 はじめ : 「…………へ?」

[メイン] 篠田 はじめ : 呆気に取られた表情となる。

[メイン] 若狭 悠里 : 「………どう、した……の?」

[メイン] 篠田 はじめ : 抜かれた花には、根っこがある。
そして感触からしてこれは─────。

[メイン] 篠田 はじめ : 「……造花じゃ、ない……これ、"花"だ……」

[メイン] 篠田 はじめ : 「……それに……」

[メイン] 若狭 悠里 : 素っ頓狂な声を上げられ、思わずこちらも返しが変に。

[メイン] 篠田 はじめ : 眉を顰めながら。赤い花々が咲いている地面を見つめ。

[メイン] 篠田 はじめ : 「……りーさん、これ見て」

[メイン] 篠田 はじめ : 花々を手で掻き分け、その地面─────コンクリートを見せる。

[メイン] 篠田 はじめ : 「………これが、新種の花だったとしたら、世紀の大発見だったかもしれない」

[メイン] 若狭 悠里 : 「……これって…… ……は、え、ぁ……?」

[メイン] 篠田 はじめ : 「でも……"花"なわけが、無いんだよこれ……!!!」

[メイン] 若狭 悠里 : そこに”咲いていた”。
自らの花の知識、それを崩すように在るその”花”は。

[メイン] 篠田 はじめ : 柔らかな土は、どこにも存在しない。
どこまでも硬い。植物は、生きることができない、コンクリート。

[メイン] 若狭 悠里 : 「……もしか、して」

[メイン] 若狭 悠里 : 辺りを見回す、ぐるりと。
そこには一面に咲く花たち。

[メイン] 若狭 悠里 : 「……これら、全部……」

[メイン] 篠田 はじめ : 「っ………!」

[メイン] 若狭 悠里 : 口に出してから、歪さが膨れ上がり、爆発するほどまでに。

[メイン] 篠田 はじめ : りーさんの言葉に、冷や汗が滲む。
夏の暑い季節だというのに、背筋が寒い。

[メイン] 篠田 はじめ : 「……こ、こんなの、賢太郎が仕組んだ……ドッキリかなんかだろ!!」

[メイン] 篠田 はじめ : 頭を振りながら。リビングへ駆け出す。
酔いなど、もうとっくに醒めている。

[メイン] 若狭 悠里 : あんなに綺麗に見えた花園は、今や恐怖を彩る偽りでしかなく。

[メイン] 若狭 悠里 : 「……っあ、はじ、めちゃん……!!」

[メイン] 若狭 悠里 : それを追うように、土を払う暇なく。
ぎゅっと、ペンを握りしめて、追う。

[メイン] GM : リビングに戻る途中、家中に活けてある色とりどりの花の中に、必ずあの赤い花が混ざっていることに気付いてもよい。

[メイン] 若狭 悠里 : 「……っ」
また、あの赤い花………
見ないように、見ないように……っ

[メイン] 篠田 はじめ : 「賢太郎!!賢太郎!いるか!!」

[メイン] 若狭 悠里 : 目をはじめの背に向けたまま、走っていき。

[メイン] 篠田 はじめ : リビング内に向かって、そう叫ぶ。

[メイン] 木下賢太郎 : 「ど、どうした!?」
はじめの声に驚いた表情を見せる

[メイン] 若狭 悠里 : 「……な、夏子さん……は……?」

[メイン] 若狭 悠里 : はじめの後ろから、恐る恐る、顔を出して。

[メイン] 木下夏子 : リビングに戻ると髪飾りをした夏子がいる。

[メイン] 篠田 はじめ : 「な、なぁなぁ!!賢太郎!なんだよ……!?
 私達を驚かせるつもりか、なんかなのか……!?
 あの花、なんなんだよ……!?それに、夏子さんだって……!」

[メイン] 篠田 はじめ : 「………っ!な、夏子さん!さっきは何ですか!?
 ビックリしたじゃないですか!?」

[メイン] 木下賢太郎 : 「お、落ち着けよ」
「なんか庭で見たのか?」

[メイン] 篠田 はじめ : 「ホログラフィーか何かですか……!?」

[メイン] 若狭 悠里 : 「っ………」
また……あの赤い髪飾り……
……何、あれ……っ……

[メイン] 木下夏子 : 「……?」
きょとんとした表情を見せる

[メイン] 篠田 はじめ : 「! あ、ああ……!さっき!庭で夏子さんがいて、それで、それで……
 突然、すぅって、消えて……!」

[メイン] 若狭 悠里 : 「………」
二人の様子を見て、愕然とした様子で。
……これももし、ドッキリじゃないなら……幽霊……?でも……あれは……

[メイン] 木下賢太郎 : 「夏子が庭に…?」
「そんなはずはないよ。だってずっとおれの隣にいたぞ」

[メイン] 篠田 はじめ : 「えっ………?」
顔が、真っ青になっていく。

[メイン] 篠田 はじめ : 「そんな、じゃあ、え……?
 ……集団幻覚でも、見たって、言うのか……?」
りーさんと顔を合わせながら。

[メイン] 若狭 悠里 : はじめの顔に、私も見た、とこくこく、弱弱しく頷くが。

[メイン] 篠田 はじめ : 「…………」

[メイン] 篠田 はじめ : 「……わ、私達も、疲れてるのかな……?……は、はは……」

[メイン] 若狭 悠里 : すう、と息を飲み。ぎゅっとペンを握り。

[メイン] 若狭 悠里 : 「……そう、ね……
 うん、ちょっと興奮しすぎちゃった……のかも、ね」

[メイン] 木下賢太郎 : 「…そうかもしれないな」
「今日も暑かったし、おれの急な呼び出しで体調を崩したのかもしれない」

[メイン] 若狭 悠里 : 「……ヘンな事、言っちゃって二人ともごめんなさいね」

[メイン] 篠田 はじめ : 「………んん、そう、だね……せっかくの、パーティーなのに……」

[メイン] 篠田 はじめ : 申し訳なさそうな表情をしながら。

[メイン] 若狭 悠里 : 「そう、ね……賢太郎さんの言う通り、熱中症なのかも。
 ……ちょっと休んでから、また再開すればいいじゃない?」

[メイン] 若狭 悠里 : はじめのそんな顔を、元気づけるようにと。
にこり、と笑いつつ。

[メイン] 篠田 はじめ : りーさんの笑みに、なんとか返そうと、自分も微笑みながらも
強張った表情はそのままで。

[メイン] 若狭 悠里 : もっとも、ペンを握る力は、硬いまま。

[メイン] 木下賢太郎 : 「そうだな。パーティーの方はそろそろお開きでもいいと思ってたけど…」

[メイン] 木下夏子 : 悠里の提案を聞いて
「もしよろしければですが、お二人がお疲れなら二階で少し休んでいきませんか?」

[メイン] 若狭 悠里 : 「……ん、んん……
 一回休んでも、とは思うけど……はじめちゃんは、どう……かしら?」

[メイン] 篠田 はじめ : 「んん……」
夏子の方をちらりと見て。

[メイン] 篠田 はじめ : 「……そう、だね……お言葉に甘えさせてもらおう、かな……」
りーさんに頷く。

[メイン] 若狭 悠里 : ペン尻をぐりぐり、と回したまま。

[メイン] 若狭 悠里 : ……アレがもし、何か……由来するものならともかく。
熱中症とかなら、無理して帰る方が危ない、もの、ね……

[メイン] 若狭 悠里 : そう、自分の行動を現実に合わせるように。
”そうであってほしい”、という願いが現実にならないかと無意識に。

[メイン] 木下賢太郎 : 「わかった。部屋の用意してくるからそれまで適当にしていてくれ」
といって賢太郎と夏子は一緒に二階に上がっていく。

[メイン] 篠田 はじめ : 賢太郎の言葉に頷きながら、リビングの椅子に座り
ぼーっとするはじめ。

[メイン] 篠田 はじめ : 「…………………………」

[メイン] 若狭 悠里 : ふうと一息、なんて……それすらも飲み込んで。

[メイン] 篠田 はじめ : 「…………あれは……やっぱり、幻なんかじゃ、なかったと思う」

[メイン] 篠田 はじめ : 天井を眺めながら、そう呟き。

[メイン] 篠田 はじめ : 目を閉じる。

[メイン] 若狭 悠里 : 「………はじめちゃんは……そう、思うのね」

[メイン] 篠田 はじめ : 頷く。

[メイン] 篠田 はじめ : 「……………正直、何が何だか分からないけど……でも」

[メイン] 篠田 はじめ : 目を開き、勢いよく立ち上がり
ぱしぃん!と両方の頬を叩き、気合を入れる。

[メイン] 篠田 はじめ : 「この家で……何か、変なことが起こってるような……
 ……そんな気がして、ならないんだ」

[メイン] 若狭 悠里 : わわっ、と。その勢いに気圧されつつ。
思わずはじめへと注目してしまう。

[メイン] 若狭 悠里 : 「………」

[メイン] 篠田 はじめ : 「賢太郎には、申し訳ないけど……でも
 …………あの二人のためにも、これは……解決しないと」

[メイン] 篠田 はじめ : ぐっ、と拳を握り固めながら。りーさんを見つめる。

[メイン] 若狭 悠里 : ……あれが幻覚じゃないって事、私が一番よくわかってる。

[メイン] 若狭 悠里 : けれど、それを認めてしまうのは……
何より、そんな事、言いだせるはずもなく。

[メイン] 若狭 悠里 : 「……ええ、そうね……
 私も……一緒に、付き添いましょう、はじめちゃんが満足するまで」

[メイン] 若狭 悠里 : にこり、と微笑んで。
目をぐっと、見つめないように細めたまま。

……はじめちゃんは凄いわね、こんな時でも、まっすぐに臆せずに、誰かのため、だなんて言えて。

[メイン] 篠田 はじめ : 「……ありがとう、りーさん」
ニコリと、微笑み返し。
そして二人の探索が始まるのだった。

[メイン] 篠田 はじめ :  

[メイン] 篠田 はじめ :  

[メイン] 篠田 はじめ : 玄関下駄箱!

[メイン] GM : 上に花が活けてある。いい香り。
男物の靴と女物の靴がいくつかあるが、最近使われた跡があるのは男物の靴だけである。

[メイン] 若狭 悠里 : 目星できるかしらね

[メイン] GM : なにも

[メイン] 若狭 悠里 : ゾッ!??!?!?!

[メイン] 篠田 はじめ : ゾッ!?!?!!???

[メイン] 篠田 はじめ : ─────?
……夏子さんの靴が、使われない?……何でだろう……?

そう感じたはじめであった。

[メイン] 篠田 はじめ :  

[メイン] 若狭 悠里 : リビングのテレビ!

[メイン] GM : つけると砂嵐。チャンネルを変えるなどしばらく弄っていると突然映像が映る。

[メイン] GM : 薄暗い地下の洞窟の中に咲く巨大な球根植物。その赤い花弁の中で真珠色の肌をした美しい女性が眠っている。 その球根植物の周りには祈りを捧げるようなポーズのまま眠る裸の人間たち。 しかしその人間だと思っていた人たちはみな耳が尖がり、手足の関節は人間のそれよりも多かった。 それを見た探索者はなぜかその光景が作り物には見えず、どこか遠いところに実在する光景のように思えてしまう。SANc(2/1D10)

[メイン] 若狭 悠里 : CCB<=50 SAN値チェック (1D100<=50) > 12 > 成功

[メイン] system : [ 若狭 悠里 ] SAN : 50 → 48

[メイン] 若狭 悠里 : かちりかちり、チャンネルを切り替えていると。

[メイン] 若狭 悠里 : 突然映った、幻想そのもの。

[メイン] 若狭 悠里 : 「………ぁ、っ」

[メイン] 若狭 悠里 : すんでの所で、声は抑えられたが。

[メイン] 若狭 悠里 : ……今の、って……作りものじゃない。
何……?……女の人が、沢山……?でも、人じゃない、ようで……

[メイン] 若狭 悠里 : ……この感覚、赤い花、みたい………

[メイン] 若狭 悠里 : ……やっぱり、何か……。
……う、ううん……それを確かめるために、調べるのよ、今は……

[メイン] 若狭 悠里 :  

[メイン] GM : 映像はしばらくすると消え、テレビは砂嵐しか映さなくなる。

[メイン] 若狭 悠里 : ……何だったのかしら。
…何かのサイン、もしくは……助け、とか……?

[メイン] 若狭 悠里 : ……いけない、いけない。
次を探しましょう、次を。

[メイン] 若狭 悠里 :  

[メイン] 篠田 はじめ : キッチンの食器棚!

[メイン] GM : 夫婦茶碗や夫婦箸などが並んでいる。ほとんどの食器が二つ揃いで綺麗に片付いている。
但し、マグカップだけは青いものがひとつしかない。

[メイン] 篠田 はじめ : 「………?……これだけ、一つだけなんだ……?」

[メイン] 篠田 はじめ : ふと、手に取った青いマグカップに、何かしらの違和感を抱くはじめ。
全部セットなのにも関わらず、これだけが1つ。

[メイン] 篠田 はじめ : 「…………分からない……まだ、全然分からないや……」

[メイン] 篠田 はじめ : 何も分からない。だからこそ分かる。
─────この家には、"違和感"が渦巻いているのだと。
至って普通の家庭とは違う、"何か"が、ここには居座っているのだと。

[メイン] 篠田 はじめ : そうしてはじめは、マグカップをそっと食器棚へ戻し。
りーさんと合流するのだった。

[メイン] 篠田 はじめ :  

[メイン] 篠田 はじめ : そうして、この家で気になったことを、りーさんと共有し合い。
不思議に感じているその時だった。

[メイン] 木下賢太郎 : 賢太郎が一人で降りてくる。

[メイン] 木下賢太郎 : 「2人とも、準備できたから案内するよ」

[メイン] 篠田 はじめ : 「……あっ……!う、うん!ありがとう!」
ふと聞こえた声に、背筋がピンと伸び。

[メイン] 若狭 悠里 : 「……… あ、そうね、うん……ありがとう」
声に、ゆっくりと振り返る。警戒の色がありながら。

[メイン] 若狭 悠里 : ゆっくりと、席から立ち上がる。

[メイン] 篠田 はじめ : ………2階……。
1階で感じた違和感は、きっと勘違いじゃない……。

[メイン] 篠田 はじめ : きっと、階段を昇った先にも、"何か"が─────。

[メイン] 篠田 はじめ : そうして、賢太郎の後に着いていく。

[メイン] GM : 2階に上がる前に<聞き耳>を振れますね

[メイン] 若狭 悠里 : 二人を追うように、ゆっくり、足を動かしていき。

[メイン] 若狭 悠里 : CCB<=90 用心深い(探索技能/運動技能/鍵開け) (1D100<=90) > 85 > 成功

[メイン] 篠田 はじめ : ccb<=80 趣味:運動 (1D100<=80) > 93 > 失敗

[メイン] 篠田 はじめ : 🌈

[メイン] 若狭 悠里 : 🌈

[メイン] GM : 悠里は2階に上ると花の香りがより濃くなることに気づく。

[メイン] 若狭 悠里 : 「………ッ~~……あ、ま、たっ……」

[メイン] 若狭 悠里 : 入った最初はかぐわしく思えたその香りも。
今は恐怖を煽るナニカ、にしか思えず。

[メイン] 若狭 悠里 : 「……もしかしたら、もっと花があるの、かも……」
ぼそり、とつぶやきながら。
足は止められない。

[メイン] 篠田 はじめ : りーさんの声が隣で聞こえ、少し目を丸くしながら。
ごくりと唾を飲みこみ。

[メイン] 篠田 はじめ : 「………花……」
眉を潜ませながら、一段ずつ、階段を昇っていくのだった。

[メイン] 木下賢太郎 : 2人を客間に案内する。

[メイン] 木下賢太郎 : 「ここしか部屋がなくてね。相部屋だけどいいかな?」

[メイン] 若狭 悠里 : 「……ええ、私は気にしないわ、一緒にいるのがはじめちゃんだしね」

[メイン] 篠田 はじめ : こくりと頷く。

[メイン] 篠田 はじめ : 「ん、私も問題、無いよ」

[メイン] 若狭 悠里 : ふふ、と笑いはするが。それでも元気は不十分。

[メイン] 篠田 はじめ : 「……………」

[メイン] 篠田 はじめ : りーさんの、そんな様子を見て。

[メイン] 篠田 はじめ : 「………大丈夫、私が、いるから」
小声で、りーさんにだけ聞こえる声で、そう告げる。

[メイン] 若狭 悠里 : 「……ぁ……」

[メイン] 若狭 悠里 : 「……そう……ね、私だけじゃ、ない……もの、ね……」

[メイン] 若狭 悠里 : 俯いたまま。
ぎゅっと、はじめの裾を握り、強く。

[メイン] 篠田 はじめ : ……そうだ、りーさんは、高校生で
そして私は、社会人なんだから。

[メイン] 篠田 はじめ : だからこそ、私がしっかりしないと、いけないんだ。

[メイン] 篠田 はじめ : りーさんを励ますように、ニコリと微笑みながら。

[メイン] 篠田 はじめ : 「……それじゃあ賢太郎、ちょっぴり、休ませてもらうね」

[メイン] 木下賢太郎 : 「ああ」

[メイン] 木下賢太郎 : 「寝るならそこのクローゼットにパジャマが入ってるから、必要なら使ってくれ」
「風呂も沸かしてあるから、汗を流すならどうぞ」

[メイン] 木下賢太郎 : 「おれは仕事場で原稿を描いてるから、なにかあれば」

[メイン] 篠田 はじめ : ん、ありがと。と言葉を添え。

[メイン] 若狭 悠里 : それに合わせて、ありがとうと、呟きつつ。

[メイン] 篠田 はじめ : 「……ふぅ」
ベッドに、ぽすりと座る。

[メイン] 木下賢太郎 : それじゃ、といって出て行く。

[メイン] 若狭 悠里 : ベッドに沈み込む、ぼふん、と音を立てて。
顔は腕で隠したまま。

[メイン] 篠田 はじめ : 「……りーさん、大丈夫?」

[メイン] 篠田 はじめ : 自分が言えたことではないが。

[メイン] 篠田 はじめ : それでも、こうして奇妙な体験をし、明らかに無理をしているような様子を見せているりーさんのことは
放っておくにも、放っておけない。

[メイン] 若狭 悠里 : 「……大丈夫か大丈夫じゃない、か、なら……
 ……わかんない、わね」

[メイン] 若狭 悠里 : 顔は隠れたまま。声だけをはじめにかけて。

[メイン] 若狭 悠里 : 「……それに、はじめちゃんも……きっと大変だから。
 それで何か言ったら、ズルいじゃない」

[メイン] 篠田 はじめ : 「………ふふ、りーさんは、真面目だなぁ
 ……まぁでも、私はさ、これでも大人なんだから、ね」

[メイン] 篠田 はじめ : 「いいんだよ、甘えたい時は、甘えても」
ニコリと、優しく微笑む。

[メイン] 若狭 悠里 : 「……」

[メイン] 若狭 悠里 : ……そう、それこそ同じ体験をした。
奇妙なことだってたくさん味わって、なのに。

[メイン] 若狭 悠里 : こうやって……他人を気遣えるのは。

[メイン] 若狭 悠里 : 「……ふふ、そう、ね……はじめちゃん
 ……私が思ってるよりも、ずっと……大人、なのね」

[メイン] 若狭 悠里 : むくり、と起き上がり。
ぽすん、と顔をはじめの方へと持たれかける。

[メイン] 若狭 悠里 : 「……怖かった」

[メイン] 篠田 はじめ : 「思ってるよりってなんだよー!ちゃんと大人だぞー!?
 ……ん」
寄りかかるりーさんを優しく受け止める。

[メイン] 若狭 悠里 : ぽつり、胸の中で呟いて。

[メイン] 篠田 はじめ : 「……大丈夫、ずっと着いているから、だから、大丈夫」

[メイン] 篠田 はじめ : それは、自分にも言い聞かせるように。
大丈夫なんて保証はどこにもない。だけれども、そう信じることはできる。
だからはじめは、言葉を紡ぐ。

[メイン] 若狭 悠里 : 大きく広がった心の傷は、簡単には治せない。
すぐ開いて、体まで飲み込もうとする。

[メイン] 篠田 はじめ : 「…………私もさ、まぁ、ぶっちゃけさ……怖いかなって、思ってたりは……
 するけど、さ……でも」

[メイン] 篠田 はじめ : 「─────ひとりじゃ、ないからね
 こうしてりーさんが隣でいてくれることに、私は……安心を感じるから」

[メイン] 若狭 悠里 : けれど、”一人じゃない”という言葉。
それは絆創膏、大きく広がった傷にぺたりぺたりとくっついていく。

[メイン] 篠田 はじめ : 「だから、まだ頑張れるって思うし……
 この奇妙な体験を、その日暮らしの過去に捨てちゃいけないとも、思う」

[メイン] 若狭 悠里 : 「……そう、なの……?
 はじめちゃんも、そう……思ってくれてるの?」

[メイン] 若狭 悠里 : 顔を、少しだけ上向きに。

[メイン] 篠田 はじめ : その言葉に頷き。

[メイン] 篠田 はじめ : 「……あはは、ちょっと、情けないけどね~……
 ……秘密だからなぁ~?分かったか~?」
りーさんのほっぺと、つんつんと突っつく。

[メイン] 若狭 悠里 : 「あ、ぅうっ……
 ……んもう、私はお餅じゃないんだから……」
ぷくっと、頬を膨らませながらも。

[メイン] 若狭 悠里 : 「……でも、ありがとう
 …そう言ってくれたあなたが、一番……カッコいい、わ」

[メイン] 若狭 悠里 : ちょこん、と肩を寄せながら。

[メイン] 篠田 はじめ : りーさんの頭に手を添え、そっと撫でながら。
お互いに、気を落ち着かせていく。

[メイン] 篠田 はじめ : 「………なんだか、照れちゃうね……えへへ……」
少し、気恥ずかしい空気が流れながら。

[メイン] 篠田 はじめ : 「……よ、よし!……それじゃあ、2階の方も……色々と
 探してみよっか……!」

[メイン] 若狭 悠里 : 「……ん、んん……」

[メイン] 若狭 悠里 : 「……。……そうね、ちゃんと調べないと、だもの」
どことなく、残念の色を顔に残しながら。

[メイン] 篠田 はじめ :  

[メイン] 篠田 はじめ : 寝室を探索!

[メイン] GM : ダブルベッドが置いてあるが空である。夏子は寝ていない。
<目星>を振れますね

[メイン] 篠田 はじめ : ccb<=80 趣味:運動 (1D100<=80) > 58 > 成功

[メイン] GM : 最近使われた形跡がないことが分かる。

[メイン] 篠田 はじめ : ─────やっぱり、使われてない。
ずっと、放置されている……。

[メイン] 篠田 はじめ :  

[メイン] GM : はじめは白昼夢を見ます

[メイン] GM : 薄暗い地下の洞窟の中に咲く巨大な球根植物。その赤い花弁の中で真珠色の肌をした美しい女性が眠っている。 その球根植物の周りには祈りを捧げるようなポーズのまま眠る裸の人間たち。 しかしその人間だと思っていた人たちはみな耳が尖がり、手足の関節は人間のそれよりも多かった。 それを見た探索者はなぜかその光景が作り物には見えず、どこか遠いところに実在する光景のように思えてしまう。SANc(2/1D10)

[メイン] 篠田 はじめ : 1d100<=40 SANc (1D100<=40) > 71 > 失敗

[メイン] 篠田 はじめ : 1d10 (1D10) > 10

[メイン] system : [ 篠田 はじめ ] SAN : 40 → 30

[メイン] 篠田 はじめ : しまった!?

[メイン] 篠田 はじめ : ccb<=40 アイデア (1D100<=40) > 95 > 失敗

[メイン] 篠田 はじめ : せーふせーふ…

[メイン] 篠田 はじめ :  

[メイン] 篠田 はじめ : 「…………!?!」

[メイン] 篠田 はじめ : 目を見開き、現実に戻る。
先程見た光景が、未だに脳裏に焼き付いている。

[メイン] 篠田 はじめ : この世の者とは思えない、まるでゲームの、ファンタジーのような世界で
でも質感も、空気も、全部全部、現実味が、不気味なほどあって……。

[メイン] 篠田 はじめ : 冷や汗がぶわりと額を覆いながらも、徐々に荒呼吸を鎮めていく。

[メイン] 篠田 はじめ : 「はぁ……!はぁ……!!……今のって……」

[メイン] 篠田 はじめ : この世界が、本当に現実なのか、それとも夢なのか
境目が不明になりかけながらも、それでもはじめは、歩みを続けるのだった。

[メイン] 篠田 はじめ :  

[メイン] 若狭 悠里 : それじゃあ、ベランダに行きましょうか

[メイン] GM : 綺麗に星が見えるベランダ。椅子が2脚おいてある。
よく見ると柵が一箇所歪んでいる。
そこから下を覗くと赤い花が咲き乱れている。庭の他の場所はいろんな色の花が混ざっているのに不自然。
<アイデア>を振れますね

[メイン] 若狭 悠里 : CCB<=60 アイデア (1D100<=60) > 52 > 成功

[メイン] GM : 赤い花が人の形に群生しているように思える。

[メイン] 若狭 悠里 : そこは素敵なベランダで。
上を見れば満天の星空、青くも黒いそれら、なのに。

[メイン] 若狭 悠里 : 「………ッ!?」

[メイン] 若狭 悠里 : 下に見える、赤い花たち。
目に沁みついた、恐怖の赤。危険信号ともとれるそれ。

[メイン] 若狭 悠里 : 腕、足……

[メイン] 若狭 悠里 : ヒトガタ。

[メイン] 若狭 悠里 : 心がばくばく、と高鳴るのを感じ。

[メイン] 若狭 悠里 : ……一人じゃないのなら、私は。
ここで抱え込む必要も、ない。

[メイン] 若狭 悠里 : 忍び足で、ベランダを出る。

[メイン] GM : 出ようとする時に、悠里の足にコツリとなにかが当たりますね

[メイン] 若狭 悠里 : 「………なにかしら、これ?」
それを拾い上げる。

[メイン] GM : 欠けたピンクのマグカップですね

[メイン] 若狭 悠里 : 「………これ、確か……」
はじめが伝えてくれた、賢太郎が青いマグカップを持っていたことを思い出し。

[メイン] 若狭 悠里 : 目星とかって?

[メイン] GM : なにも

[メイン] 若狭 悠里 : ゾッ

[メイン] 若狭 悠里 : 「……探し物を見つけられたから、いいのかしら」

[メイン] 若狭 悠里 : ぎゅっと、大事に抱えた。

[メイン] 若狭 悠里 :  

[メイン] GM : 悠里は白昼夢を見ます

[メイン] GM : 謎の地下洞窟、花の中の真珠色の女性が目を開く。そして自分の方をみて優しく微笑んだ。SANc(1/1d3)

[メイン] 若狭 悠里 : CCB<=48 SAN値チェック (1D100<=48) > 53 > 失敗

[メイン] 若狭 悠里 : 1d3 (1D3) > 1

[メイン] system : [ 若狭 悠里 ] SAN : 48 → 47

[メイン] 若狭 悠里 : 「………っ、あ……」
……ま、た……

[メイン] 若狭 悠里 : くらり、くらりとした頭を押さえ。

[メイン] 若狭 悠里 : 幻想的だった。
それは、私の育てたことのある花たちよりも、ずっとずっと。

[メイン] 若狭 悠里 : ただ、問題は、それを人だと。
そして、美しいと感じてしまったこと、だろう。

[メイン] 若狭 悠里 : それが、怖い。

[メイン] 若狭 悠里 :  

[メイン] 篠田 はじめ : 夏子の部屋、探索!

[メイン] GM : 机と本棚と天体望遠鏡がありますね

[メイン] 篠田 はじめ : 机から!

[メイン] GM : 上に火星に関する本がぽつんと置かれている。
<目星>も振れますね

[メイン] 篠田 はじめ : ccb<=80 趣味:運動 (1D100<=80) > 29 > 成功

[メイン] GM : 詳しく読むなら、一か月前に火星の大接近がありこの地域が観測場所に適していたことが分かる。
また、引き出しを調べると夏子の日記が見つかる。

[メイン] 篠田 はじめ : 「火星……賢太郎と夏子さんは、これを見ようとしたのかな……?
 ……ん?」

[メイン] 篠田 はじめ : 夏子の日記を見つけ、そしてそれを手に取り、ページをめくる。

[メイン] GM : 日記はとりとめもない内容ばかりだが読んでいると夫への愛情が伝わってくるようだ。
また、結婚前に家を建てる相談をする時に「隠し部屋を作りたい」と賢太郎が言っていたことが書いてある。
日付は一か月前、「明日の天体観測が楽しみ」という内容で止まっている。

[メイン] 篠田 はじめ : 「……隠し部屋……?」

[メイン] 篠田 はじめ : そんなのが、あるんだ……?と思いながら、ページを静かに閉じる。

[メイン] 篠田 はじめ : 本棚目星!

[メイン] GM : 技能は不要ですね
星に関する本が多い。但しシリーズものの火星の本だけ抜けている。

[メイン] 篠田 はじめ : 「ほへぇ……宇宙の本ばっかりだ……ロマンチックといえば、ロマンチック……
 ……あれ、でも火星の本は……?」

[メイン] 篠田 はじめ : そう思いながらきょろきょろと探していると、ある物が目に着く。

[メイン] 篠田 はじめ : 望遠鏡目星!

[メイン] GM : 壁に立てかけられている。個人用だがそれなりにいいもの。
<天文学>または<アイデア>を振れますね

[メイン] 篠田 はじめ : ccb<=80 知識:オタク (1D100<=80) > 96 > 致命的失敗

[メイン] 篠田 はじめ : おわァァアアア~~~~っ!!?

[メイン] GM : なぜか望遠鏡が倒れますね

[メイン] 篠田 はじめ : 「うわぁっ!?ま、まずい!?高そうなのに……!!」

[メイン] 篠田 はじめ : ccb<=40 アイデア (1D100<=40) > 34 > 成功

[メイン] GM : はじめは倒れた望遠鏡のレンズに蓋がされていないことに気づく。
使い掛けの状態で放置されていたのではと思いますね

[メイン] 篠田 はじめ : 「………………」

[メイン] 篠田 はじめ : ……結局二人は……火星を、見れてない、のかな……。

[メイン] 篠田 はじめ : そう思いながら、望遠鏡をなんとか元の位置に戻し。
部屋を出るのだった。

[メイン] 篠田 はじめ :  

[メイン] GM : はじめは白昼夢を見ます

[メイン] GM : 謎の地下洞窟、花の中の真珠色の女性が目を開く。そして自分の方をみて優しく微笑んだ。SANc(1/1d3)

[メイン] 篠田 はじめ : 1d100<=30 SANc (1D100<=30) > 95 > 失敗

[メイン] 篠田 はじめ : 1d3 (1D3) > 3

[メイン] system : [ 篠田 はじめ ] SAN : 30 → 27

[メイン] 篠田 はじめ : ─────!?

[メイン] 篠田 はじめ : ま、また、さっきのと、同じのだ……!?

[メイン] 篠田 はじめ : 一体、これ、は………!
わからない、全然分からない……!!でも、ヤバいってのは、分かる……!!

[メイン] 篠田 はじめ : ………賢太郎に、夏子さん……二人の身に、一体何が……!?

[メイン] 篠田 はじめ :  

[メイン] 若狭 悠里 : では最後、仕事場!

[メイン] GM : 内側から鍵が掛かっている。

[メイン] 若狭 悠里 : むっ

[メイン] 若狭 悠里 : ここで鍵開けね いいでしょう

[メイン] 若狭 悠里 : CCB<=90 用心深い(探索技能/運動技能/鍵開け) (1D100<=90) > 25 > 成功

[メイン] GM : 鍵を開き中に入るが誰もいないことがわかる
机と本棚がありますね

[メイン] 若狭 悠里 : ではまず机から

[メイン] GM : 書き掛けの漫画がある。しかし自虐ギャグの作風は何処へやら妻との幸せな日常が書き綴られている。
ギャグ漫画としては成り立っていないが読んでいてとても幸せな気持ちになる。
<目星>を振れますね

[メイン] 若狭 悠里 : CCB<=90 用心深い(探索技能/運動技能/鍵開け) (1D100<=90) > 95 > 失敗

[メイン] 若狭 悠里 : おわぁ~~~~~~~

[メイン] GM : 宣言でもいいです

[メイン] 若狭 悠里 : 見ます……

[メイン] GM : 引き出しを開けると、賢太郎の日記が見つかる。

[メイン] 若狭 悠里 : あらっ 人の日記をこそこそとは悪いけれど
見させてもらいましょうか

[メイン] GM : 日記はネタ帳を兼ねている。とりとめもない内容ばかりだが読んでいると妻への愛情が伝わってくるようだ。
日付は一か月前、「明日は夏子と天体観測をする」という内容で一度止まっている。
それから一週間後に「夏子に花をプレゼントした。久しぶりに笑ってくれた」という書き出しから日記が再開されている。
再開後はネタ帳というよりも、ただただ幸せを書き綴っている。

[メイン] 若狭 悠里 : 「………」
……別に、何かおかしいだなんて書いてない。
普通、幸せ過ぎてこわい、みたいな……?

[メイン] 若狭 悠里 : ただ、気になるのは。”花”というワードが喉に引っかかり。

[メイン] 若狭 悠里 : 「……まだわからない、わね」

[メイン] 若狭 悠里 : 本棚へと目を移すわ

[メイン] GM : <目星>できますね

[メイン] 若狭 悠里 : CCB<=90 用心深い(探索技能/運動技能/鍵開け) (1D100<=90) > 59 > 成功

[メイン] GM : 悠里は隠し扉を発見する。
隠し扉には4桁の数字を入れる電子ロックがついている。

[メイン] 若狭 悠里 : なっ

[メイン] 若狭 悠里 : 「……これは」

[メイン] 若狭 悠里 : 電子ロック、数字を打ち込まないと開かない……
けれど、もしかしたらこの夫婦なら…
……"記念日"を、ロックにするんじゃないかしら。

[メイン] 若狭 悠里 : 番号は─────

[メイン] 若狭 悠里 : "0707"

[メイン] GM : 「0707」と入力すると、電子ロックが解除される。

[メイン] 若狭 悠里 : ふふ、全く……熱らしいくらいの愛し合いっぷりね。

[メイン] 若狭 悠里 : 番号が通ったことを確認して。

[メイン] 若狭 悠里 : 「……ねえ、はじめちゃん?」
扉の向こうへといるであろう彼女へと、声をかける。

[メイン] 篠田 はじめ : その声に反応し、ガチャりとドアを開けて。

[メイン] 篠田 はじめ : 「ん、どうしたの?……って、わ……!」

[メイン] 篠田 はじめ : 「隠し部屋……!」

[メイン] 若狭 悠里 : はじめにこくり、と頷き。

[メイン] 若狭 悠里 : 「もしかしたら……きっとこの先に
 ……”原因”がある、のかも」

[メイン] 若狭 悠里 : ぎゅっと、ペンを握りしめたまま。

[メイン] 篠田 はじめ : 「……………」

[メイン] 篠田 はじめ : 「……ここが、最後の踏ん張りどころ……ってところだね」

[メイン] 篠田 はじめ : りーさんを見つめながら。

[メイン] 篠田 はじめ : 「……行ける?」

[メイン] 若狭 悠里 : 「……一人じゃダメね」

[メイン] 若狭 悠里 : 「……でも、はじめちゃんと一緒だもの
 …私だって、お姉ちゃんなのよ?」

[メイン] 篠田 はじめ : その言葉に、微笑み、頷く。

[メイン] 若狭 悠里 : ふふ、と微笑んで。
……力強く握っていたペンを、胸元にしまい。

[メイン] 篠田 はじめ : 「そうだね」

[メイン] 篠田 はじめ : 「だから─────二人で、行こう」

[メイン] 若狭 悠里 : 「……ええ!」

[メイン] 若狭 悠里 : そうして、どこまでも続くような、扉の先。
そちらを見つめ。

[メイン] 篠田 はじめ : 共に、その扉の向こうへ、進むのだった。

[メイン] GM : 隠し部屋の扉を開けると一際強い花の香り。
そして探索者たちの脳裏にある光景がフラッシュバックする。

[メイン] 篠田 はじめ : 「………っ……!」

[メイン] 若狭 悠里 : 「……っ…ぁ………」

[メイン] GM : ――綺麗な星空を貴方は眺めている。隣には賢太郎がいて、二人で家のベランダから天体観測をしていた。

[メイン] GM : そこで貴方は自分が夏子の記憶を辿っているのだと気が付く。
夏子である貴方は賢太郎と色違いのマグカップでコーヒーを飲みながら空を眺めていた。

[メイン] 篠田 はじめ : ─────これ、は、夏子さん、の………?

[メイン] 篠田 はじめ : ………あ。

[メイン] 篠田 はじめ : ………綺麗な、星空だ。

[メイン] 若狭 悠里 : それに─────欠けてないマグカップ。

[メイン] 若狭 悠里 : 大切なもの…だったのね。

[メイン] GM : オレンジ色の星を眺めていると、その方向に流れ星が走った。
それを見た途端、貴方は強烈な花の香りを感じる。とても魅惑的ないい香りだ。

[メイン] GM : 貴方はその香りに誘われるようにベランダの手すりに手を掛けて身を乗り出し、流れ星の方へ手を伸ばす。

[メイン] 篠田 はじめ : あ、ぁ、ぁぁ……か、体、が………で、も……。

[メイン] 篠田 はじめ : なんて、心地良い─────。

[メイン] 若狭 悠里 : …ぁ、ぅ、あ。

[メイン] 若狭 悠里 : あの流れ星も  今なら 掴め そう  な

[メイン] 若狭 悠里 : ……。

[メイン] GM : 夫の叫び声、マグカップの落ちる音。全てが些細なことのように思えた。
身体が宙に浮く感覚。そして次の瞬間目の前に美しい赤い花畑が広がっていく。

[メイン] GM : ……いや違う、赤い花畑ではない。それは自分の頭から流れ出た血の海だった――

[メイン] 篠田 はじめ : か、はッ……………!

[メイン] 篠田 はじめ : い、だ……い………ぅ、ぁあ、ぁぁぁ………。

[メイン] 篠田 はじめ : や、ば………こ、れ……………。

[メイン] 篠田 はじめ : 死ぬ………………意識、が……遠、く………。

[メイン] 若狭 悠里 : ぅ、うぅ…ジンジンする、ぅ、ぁ………

[メイン] 若狭 悠里 : いたい、いたぃ……なん、で、きえない、の……

[メイン] 若狭 悠里 : っ、ぅ、ぁ…………っ、く。

[メイン] GM : 気がつくと隠し部屋の前にいる。SANc(0/1d3)

[メイン] 篠田 はじめ : 1d100<=27 SANc (1D100<=27) > 80 > 失敗

[メイン] 篠田 はじめ : 1d3 (1D3) > 1

[メイン] system : [ 篠田 はじめ ] SAN : 27 → 26

[メイン] 篠田 はじめ : 「─────ッ……!?」

[メイン] 若狭 悠里 : CCB<=47 SAN値チェック (1D100<=47) > 5 > 決定的成功/スペシャル

[メイン] 篠田 はじめ : バッ、と意識が蘇る。咄嗟に、頭に手を添える。

[メイン] 若狭 悠里 : 「────────」

[メイン] 篠田 はじめ : 「ハァ……!ハァ………!!今の、映像……ってか、体験……!」

[メイン] 若狭 悠里 : 一瞬、何が起きたか理解できず、固まり。

[メイン] 篠田 はじめ : 冷や汗が止まらず、背中も汗でぐっしょりと濡れていた。

[メイン] 篠田 はじめ : 「……っ……!……りーさん!しっかり!」

[メイン] 若狭 悠里 : 理解を頭で、体で味わった時。
ぶわっと、体中に冷や汗が流れていた。

[メイン] 若狭 悠里 : 「っ、ぁ……う、うん……だい、丈夫……」

[メイン] 篠田 はじめ : 大丈夫、大丈夫だ……!私は、私達は、まだ生きているんだ……!!

[メイン] 若狭 悠里 : はぁ、はぁ、はぁ、と胸を抑えて。
動悸がして、眩暈すら感じるけれど。

[メイン] 若狭 悠里 : それでも……私たちは生きている。

[メイン] 若狭 悠里 : 「……っ、す、ぅ……はぁ……大丈夫、うん、平気」

[メイン] 篠田 はじめ : りーさんの返答に頷き。そして微笑む。

[メイン] 篠田 はじめ : 「……今のはきっと……夏子さんの、記憶
 そして……夏子さんが、本当に伝えたかったもの」

[メイン] 篠田 はじめ : 「………賢太郎は、今はすごく幸せなのかもしれない……
 もしかしたら、ずっとこのままの方が、賢太郎のためなのかもしれない」

[メイン] 篠田 はじめ : 「………でも、りーさん、"あの言葉"を思い出して」

[メイン] 篠田 はじめ : りーさんの手を握り、じっと瞳を見つめる。

[メイン] 若狭 悠里 : 「……」
ゆっくりと、はじめの方を向き。

[メイン] 若狭 悠里 : 「二人……一緒で」

[メイン] 若狭 悠里 : それは…私たちに向けられた言葉ではあるけれど。

[メイン] 若狭 悠里 : ……賢太郎さん、そして……夏子さんにも。
きっと本当の、"二人一緒"にならないと。

[メイン] 篠田 はじめ : こくりと、頷き。

[メイン] 篠田 はじめ : 「……あの時、あの庭で出会った、夏子さんは、こう言っていた」

[メイン] 篠田 はじめ : 「─────"あのひとを起こして"」

[メイン] 篠田 はじめ : 「……それが、夏子さんの想いなら……それを、受け取ったのなら
 私達が、ここに来た本当の意味が……ここにある」

[メイン] 篠田 はじめ : 「─────行こう、りーさん」

[メイン] 篠田 はじめ : そうして、隠し部屋の中へと続く扉へ、手を触れる。

[メイン] 若狭 悠里 : ……そう、ね。
はじめちゃんの言う通り、私たちは…夢から覚ますために。
花に誘われた虫だとするならば。

[メイン] 若狭 悠里 :
     賢太郎
───眠れる花を探して。

[メイン] 若狭 悠里 : 行かないと。

[メイン] 若狭 悠里 : 二人で、その扉を押した。

[メイン] GM : 部屋を埋め尽くすように咲き乱れる赤い花に埋もれるように夏子を抱きしめて賢太郎が眠っている。
夏子の頭には化石化した花が飾られている。

[メイン] 篠田 はじめ : 「……………」
その光景を見て、改めてりーさんの方を向き
頷く。

[メイン] 若狭 悠里 : 「…………」

[メイン] 若狭 悠里 : 「……はじめちゃん」

[メイン] 篠田 はじめ : 「……?」

[メイン] 若狭 悠里 : 「……私も……同じ想いよ」
にこり、と。欠けたマグカップ片手に、微笑み。

[メイン] 若狭 悠里 : そうして、手を握ったまま。
ゆっくりと進む。

[メイン] 篠田 はじめ : その言葉に、笑みで応え。
そして眠り賢太郎の元へ歩み。

[メイン] 篠田 はじめ : 「……起きろ!賢太郎!」
その頬を叩く。

[メイン] 木下賢太郎 : 頬を叩かれて飛び起きる。

[メイン] 木下賢太郎 : 「な、なんだ!?」
「…あれ?君たちは…」
驚いたあと2人を見てからハッとする。

[メイン] 篠田 はじめ : 「……………賢太郎」

[メイン] 木下賢太郎 : 「ど、どうしてこの部屋に君たちがいるんだ…!?」

[メイン] 若狭 悠里 : 「……」
少し困ったように、微笑んで。

[メイン] 篠田 はじめ : 「もう"良い夢"、見ただろ?」

[メイン] 篠田 はじめ : 賢太郎の言葉を遮るように、そう告げる。

[メイン] 木下賢太郎 : 「良い夢?なんのことだ?」

[メイン] 篠田 はじめ : 「……」
バツが悪そうな表情で頭を掻きながらも。

[メイン] 篠田 はじめ : 「……正直……私としては、"このまま"の方がいいんじゃないかって
 そう思ったりしたよ、だってその方が、賢太郎はずっと……"幸せ"の中で
 生き続けることができるんだから」

[メイン] 篠田 はじめ : 「………でも、ごめん
 ─────夏子さんに、起こすように言われちゃったよ」

[メイン] 篠田 はじめ : 賢太郎に、微笑む。

[メイン] 木下賢太郎 : 「???」
「夏子に…?どういうことだ?」
自分の隣で穏やかに眠る夏子の方に目をやる

[メイン] 篠田 はじめ : 「……賢太郎、その夏子さんは……」

[メイン] 篠田 はじめ : 「─────夏子さんじゃない」

[メイン] 篠田 はじめ : そう断定する。

[メイン] 若狭 悠里 : 「……!」
はじめのその言葉に、きゅっと唇を結び。

[メイン] 若狭 悠里 : 「……ええ、はじめちゃんの言う通りだわ」

[メイン] 木下賢太郎 : 「…なにを言ってるんだ君たちは?」
「どう見たって夏子だろう」

[メイン] 篠田 はじめ : 賢太郎の言葉に、黙ったまま
悲しげな表情で、首を横に振り。

[メイン] 篠田 はじめ : 「……なぁ、賢太郎」

[メイン] 木下賢太郎 : はじめの方に目を向ける

[メイン] 篠田 はじめ : 「思い出させるのは、正直……酷だと、思ってる」

[メイン] 篠田 はじめ : 「………選択を、賢太郎に委ねるっていう……ちょっと、ズルをしちゃうけど……」

[メイン] 篠田 はじめ : 「………賢太郎は、"真実"を、知りたい……?
 ─────夏子さんが、本当に賢太郎に知ってほしい事、知りたい?」

[メイン] 若狭 悠里 : その真意を伺うように、賢太郎へと目を向けて。

[メイン] 木下賢太郎 : 「正直君が言ってることの意味はわかりかねるけど」
「…夏子のことならおれは知りたいよ」
眠る夏子の頭を優しく撫でる

[メイン] 篠田 はじめ : 「……………ん、分かったよ」

[メイン] 篠田 はじめ : 「………火星、そして天体観測」
賢太郎が反応しそうなワードを、まず最初に並べる。

[メイン] 篠田 はじめ : 「……楽しみにしていたんだよね」

[メイン] 木下賢太郎 : 「ああ。パーティーのときも話したよな」
「7月7日に2人でお祝いしたって」
「そのことか?」

[メイン] 篠田 はじめ : その言葉に、黙ったまま頷き。

[メイン] 若狭 悠里 : 「……賢太郎さん」

[メイン] 篠田 はじめ : りーさんの方へ、目だけ動かす。

[メイン] 木下賢太郎 : 悠里の方に目を向ける

[メイン] 若狭 悠里 : 握りしめたままのもの。
─────欠けたマグカップ。

[メイン] 若狭 悠里 : 「これ……何故欠けていたのか
 覚えてるかしら」

[メイン] 木下賢太郎 : 「…それは!夏子の…」
そう言うと頭を抑える

[メイン] 木下賢太郎 : 「……っ!?なんだ、頭が…」

[メイン] 若狭 悠里 : 「……あ、っ……!賢太郎さん…!」

[メイン] 篠田 はじめ : 「………賢太郎、本当に………これは……酷いことをしてるって……思う」

[メイン] 篠田 はじめ : 歯痒そうに、拳を握り締めながら。

[メイン] 若狭 悠里 : っ、大丈夫なんて、言えない……
……本当に、これで……良かったのかしら…
…でも、でもっ……!

[メイン] 篠田 はじめ : 「………夏子さんは、"あの夜"」

[メイン] 木下賢太郎 : 冷や汗を垂らし、顔色が悪くなっていく

[メイン] 篠田 はじめ : 「─────ベランダから、不運にも身を落として………」

[メイン] 若狭 悠里 : ぐっと、迷いの目。
はじめへとそれを向けながら。

[メイン] 篠田 はじめ : 賢太郎の目を、じっと見る。
その後の言葉は、紡がなければならない。
……任されたのだから。

[メイン] 篠田 はじめ : ……ったく。夏子さんも、人使いの荒い人だよ……。

[メイン] 篠田 はじめ : いいよ、いいよ、今この場で恨まれ役を買うのは……私がいいさ。

[メイン] 篠田 はじめ : 「─────死んだよ」

[メイン] 篠田 はじめ : そう告げる。

[メイン] 木下賢太郎 : その言葉を聞き絶句する…が

[メイン] 木下賢太郎 : 「あ…あぁぁ…」
「違う、妻は、夏子は死んでなんかいない!」

[メイン] 若狭 悠里 : ……はじめ、ちゃん……
ごくりと、喉を鳴らして。

[メイン] 木下賢太郎 : 「ここに、おれの隣にいるんだ!」

[メイン] 篠田 はじめ : 「─────賢太郎、何度も言う、その夏子さんは」

[メイン] 篠田 はじめ :
 ・・・・・・・・
「夏子さんじゃない」

[メイン] 篠田 はじめ : 「……"夢"を、見ているに過ぎないんだ、これは」

[メイン] 若狭 悠里 : ぎゅっと拳を握ったまま。

[メイン] 篠田 はじめ : 「…………それに、聞いてくれ、賢太郎、お願いだ」

[メイン] 木下賢太郎 : 頭を抑えながらはじめの方を見る

[メイン] 篠田 はじめ : そっとしゃがみ込み、床に膝を着き。
目線を賢太郎と合わせ。

[メイン] 篠田 はじめ : 「………夏子さんと会ったよ、そして、こう言ってた」

[メイン] 篠田 はじめ : 「あの人を起こして ………って」

[メイン] 篠田 はじめ : 「………私は、そんなに察しが良くないし、ていうか何なら馬鹿だし……
 真意なんて、正確なことは分かんないけど、でも……」

[メイン] 篠田 はじめ : 「……私がもし夏子さんだったら、偽物であっても、自分をずっと想い続け
 ずっと永遠に暮らそうとする賢太郎を見たら……やっぱり、嬉しいし」

[メイン] 篠田 はじめ : 「そんな賢太郎だからこそ………
 ………だからこそ……!」

[メイン] 篠田 はじめ : 「生きてほしいんだよ」

[メイン] 篠田 はじめ : 「……夢から、醒めてほしいんだよ……
 ………愛する人だからこそ……この先も、真っ直ぐ進んでほしいから……」

[メイン] 篠田 はじめ : 「…………あ、あはは、恋愛の、れの字も知らないクセに、何言ってるんだって
 話かもしんないけど……でも」

[メイン] 篠田 はじめ : 「─────確かに届けたからね、夏子さんの……本当の言葉を」

[メイン] 篠田 はじめ : 「あとはどうするかは……賢太郎次第だよ」

[メイン] 篠田 はじめ : そう言い告げ、賢太郎の肩にそっと手を乗せ。
軽く、ポンポン、と叩く。

[メイン] 若狭 悠里 : ……はじめちゃんが……全てを言ってくれた。
自分が言う辛さ、負い目、全てを背負い込んで……

[メイン] 若狭 悠里 : ありがとう、と。
はじめに小さく呟いて。

[メイン] 若狭 悠里 : …今は、目を賢太郎へと向ける。

[メイン] 木下賢太郎 : しばらく沈黙したあと、頭を抑えていた手を下ろす

[メイン] 木下賢太郎 : 「…あの人を起こして欲しい、か」
噛みしめるように

[メイン] 篠田 はじめ : ゆっくりと頷き、微笑む。

[メイン] 木下賢太郎 : 「夏子が言いそうな言葉だ」
「夏子はいつだっておれの背中を押してくれてたっけ」
少し寂しそうな笑顔を見せ

[メイン] 木下賢太郎 : 「夏子がそう言うなら…起きなきゃ、だよな」

[メイン] 篠田 はじめ : ……………バーカ。

[メイン] 篠田 はじめ : カッコイイよ、お前。

[メイン] 若狭 悠里 : ……賢太郎さん……。

[メイン] 木下賢太郎 : その言葉のあと、眠っている夏子の頭へ手を伸ばす。

[メイン] 木下賢太郎 : ひと撫でしたあと、決意した表情で夏子の髪飾りを手に取る。

[メイン] 木下賢太郎 : 「夏子、ごめんな。できればお前を2回も死なせたくなかったよ」

[メイン] 篠田 はじめ : その言葉に、心臓がちくりと、痛む。

[メイン] 篠田 はじめ : ……あーあ、結局私は……賢太郎に、無理させちゃったな。
こういうのは……私が、やっとくべきだったかも、なのに。

[メイン] 篠田 はじめ : 恨み役、買い損ねたっていうか……中途半端になっちゃったや。

[メイン] 若狭 悠里 : はじめの肩に、ぽんと手を置いて。

[メイン] 若狭 悠里 : 「……それでも、はじめちゃんが聞いたことは……」

[メイン] 若狭 悠里 : 「……夏子さんにとっても、賢太郎さんにとっても……
 大切だったと思うわ」

[メイン] 若狭 悠里 : にこり、と微笑みつつ。

[メイン] 篠田 はじめ : りーさんの言葉を、背中越しに聞き。
瞼を閉じる。

[メイン] 篠田 はじめ : 「………ありがとう、りーさん」
鼻声で、そう返す。

[メイン] 若狭 悠里 : 「………。」

[メイン] 若狭 悠里 : ……でも、それを背負えるからこそ……
"友達"なんだと……きっと、思えるから。

[メイン] 若狭 悠里 : 背中を優しく、ぽん、ぽん、と。

[メイン] 若狭 悠里 : 賢太郎の様子を、じっと見つめて。

[メイン] 木下賢太郎 : ゆっくりと髪飾りを振り上げ、そして思い切り床に叩きつける。

[メイン] 木下賢太郎 : 「さよなら。夏子」

[メイン] GM : すると髪飾りはあまりにもあっけなく砕けた。

[メイン] GM : 貴方たちにずっと付きまとっていた甘い花の香りはなくなり、家中の花という花がすうっと姿を消す。

[メイン] GM : 隠し部屋には、腐乱した女性の死体が横たわっているだろう。

[メイン] 篠田 はじめ : 「…………………」

[メイン] 若狭 悠里 : 「………っ」

[メイン] 篠田 はじめ : そっと立ち上がり、痛ましい姿から目を背ける。

[メイン] 若狭 悠里 : 甘い香りで隠されていた匂いは、すぐにほこび。

[メイン] 若狭 悠里 : 立ち上がったことに頷き。

[メイン] 若狭 悠里 : 「……行こっか」

[メイン] 篠田 はじめ : 「………ん、そうだね」

[メイン] 若狭 悠里 : 優しく、そう呼びかける。

[メイン] 木下賢太郎 : 「…2人ともありがとう」
「パーティーに来てもらえて良かったよ」

[メイン] 篠田 はじめ : 「………」

[メイン] 篠田 はじめ : 「………あんまり無責任な言葉、かけらんないけど」

[メイン] 篠田 はじめ : 「……漫画、楽しみにしてるから」

[メイン] 篠田 はじめ : 励ましになるか分からないけど。でも、賢太郎。
お前を待つ人は、いるんだ。
……ここにいるようにも、ね。

[メイン] 木下賢太郎 : 「ああ。すぐには描けないかもしれないけど、また描くよ」
「…約束する」

[メイン] 若狭 悠里 : 「………」

[メイン] 篠田 はじめ : 少し振り返り、賢太郎のその言葉に。

[メイン] 篠田 はじめ : ニカッ、と笑ってみせる。
涙を滲ませながら。

[メイン] 若狭 悠里 : そんな2人の様子を、ニコッと笑ったまま見つめる。
……奥底で、グッとこらえながら。

[メイン] 若狭 悠里 : 「……パーティ、私も楽しかったから」

[メイン] 若狭 悠里 : そう言って、一際…微笑んで。

[メイン] 若狭 悠里 : はじめの手を、握り。
今度は導くようにと、ひっぱって。

[メイン] 篠田 はじめ : その手の温もりを感じながら。はじめもまた、進んでいく。
別れもあれば、出会いもある。
 ニューゲーム
"新しい人生"は、ここからなのだから。

[メイン] 篠田 はじめ : そして、別れがあったとしても、その想いだけは"不死"。
どこまでも繋がっていく、明日への活力になる。
きっと、賢太郎の"漫画家ぐらし"は、終わらない。

[メイン] 篠田 はじめ :  

[メイン] 篠田 はじめ :  

[メイン] 篠田 はじめ :  

[メイン] GM : 翌日。賢太郎は夏子の死亡届を出しに行く。賢太郎は死体遺棄の罪に問われるだろう。

[メイン] GM :  

[メイン] GM :  

[メイン] GM : そして1年後。

[メイン] GM : ずっと休載していた木下賢太郎が新連載を開始する。
それは空から来た綺麗な女の子が主人公をいろんな星へ連れて行く漫画だった。

[メイン] 篠田 はじめ :  

[メイン] 篠田 はじめ :  

[メイン] 篠田 はじめ : 「うわぁあああ~~~!!やばやば!!寝坊しそうだ!!」

[メイン] 篠田 はじめ : その日は出勤日。
そして前日は、夜鍋。

[メイン] 篠田 はじめ : 慌ただしくも部屋を飛び出し、走る、走る、走る。

[メイン] 篠田 はじめ : あの出来事があっても、世界は動き続ける。
人の営みは脈打ち続ける。

[メイン] 篠田 はじめ :
      バトル
毎日が本気"戦闘"、そういった日常を繰り返していくうちに。
はじめは、あの不思議体験を忘れていきそうになるも─────。

[メイン] 篠田 はじめ : 「…………ん?」

[メイン] 篠田 はじめ : 本屋の前で、ぴたりと足を止める。

[メイン] 篠田 はじめ : 「………………」

[メイン] 篠田 はじめ : そして、ニカッ、と笑う。

[メイン] 篠田 はじめ : 「……やっぱ、カッケーじゃん、お前!」

[メイン] 篠田 はじめ : ガラス越しに、その視線の先にある漫画に、そう言い放ちながら。

[メイン] 篠田 はじめ : 「……って、やばやば!!だから走らないと!!!」

[メイン] 篠田 はじめ : ドタバタな日常が、また始まる。

[メイン] 篠田 はじめ : 非日常の呼び声は、しばしのお休み。

[メイン] 篠田 はじめ :  

[メイン] 篠田 はじめ :  

[メイン] 篠田 はじめ :  

[メイン] GM :  

[メイン] GM :  

[メイン] GM :  

[メイン] GM : シャンクトゥルフ
「眠れる花を探して」
【Aエンド】

[メイン] GM :  

[メイン] GM :  

[メイン] GM :  

[メイン] GM : 宴ですわ~!!!

[メイン] 篠田 はじめ : 宴だァ~~~~~~!!

[メイン] 若狭 悠里 : 宴よ~!

[メイン] 若狭 悠里 : 中々濃厚だったわね!